M＆A業界は近年発展を続けてきている成長産業です。
そのような中、M＆A仲介会社に転職したい場合、
業界自体のレベルの高さや必要なスキルが気になるという方も多いのではないでしょうか？
本記事ではM＆A業界の転職難易度や、転職時に持っておきたいスキルについて解説しています。
また、近年盛り上がりのあるM＆A仲介業界の中には、上場している企業もあります。
上場しているM＆A仲介企業は別の記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
目次
M＆A仲介会社への転職は簡単ではない
基本的には、M＆A仲介会社への転職は総じて簡単ではありません。
理由としては、業務の難易度の高さが挙げられます。
M＆A仲介会社では、会社を買いたい会社と、売りたい会社のマッチングをおこないます。
言葉にすると単純ですが、実務としては簡単ではありません。
会計や法務、税務、ファイナンスといった幅広い専門知識が求められ、
会社と会社の間に立ち、適切な提案やアドバイスをする必要があります。
高度な知識とスキルが求められるうえ、応募するライバルは優秀、
採用枠は決して多くないという状況から、M＆A中仲介会社への転職は他と比較すると困難です。
M＆A仲介会社への転職で持っておきたいスキル
決して簡単ではないM＆A仲介会社への転職ですが、持っていることでアピールできるスキルもあります。
今回は代表的なものとして、営業力、基礎的な財務の知識、コミュニケーション能力の3つを見ていきましょう。
営業力
M＆A仲介会社では、経営者と会話し、交渉していかなければなりません。
場合によっては、飛び込み営業のような形で相手の懐に飛び込むこともあります。
実際、M＆A仲介会社への転職では、過去勤務していた業界に限らず、営業経験が豊富で実績のある人が多く採用されています。
営業力の高い人は、顧客に好かれるためのノウハウや、信頼関係を築くための知識、問題解決を提案できる思考力を持っています。
M＆Aでは会社が持つ課題を多角的な視点で解決していくことが求められるため、営業力がある人材は需要が高い状況です。
基礎的な財務の知識
会社と会社を引き合わせ、M＆Aまでつなげるためには、財務は切っても切れない関係です。
財務状況が良くない会社への提案として、M＆Aをすることによる効果を説明するケースもあり、
事業を承継する際には税務などの知識が不可欠です。
買い手の会社からすると、売り手の会社の正確な価値を算定したり、
経営上のリスクを把握したりする際にも、財務分析は不可欠とも言えます。
貸借対照表や損益計算書、キャッシュフローといった財務諸表を読み解き、
M＆Aによる財務上のメリットを具体的に提示することはM＆A仲介業務をおこなう上では切っても切れない関係と言えるでしょう。
コミュニケーション能力
M＆A仲介会社では高いコミュニケーション能力が求められます。
自分より年齢も経験も年上の経営者達に信頼してもらうためには、
相手の話を傾聴・理解し、自分の話を分かりやすく伝えるコミュニケーション能力が不可欠です。
また、M＆A仲介会社での業務は、個人ではなくチームでおこなわれることが一般的です。
M＆Aに関する業務は幅広いため、それぞれの専門領域が異なるメンバー間で協力していく必要があります。
チームで業務を分担し、進捗を報告し、業務のレベルを合わせ、一致団結していくためにも、
コミュニケーション能力は必須だと言えるでしょう。
M＆A仲介会社への転職ならキャリアラダーへ
M＆A仲介会社への転職は、一般的には高い壁があり、一人で挑んでもなかなかその壁を超えることは困難です。
しかし、キャリアラダーはM＆A仲介会社に特化した転職エージェントとして、
多くの実績やM＆A仲介会社とのつながりがあります。
一人一人の個性や能力に沿った提案やアドバイスを無料で実施していますので、お気軽にご相談ください。
