You are currently viewing 【直接取材】M&A仲介業界のマッキンゼー!? インテグループの藤井社長へ直接インタビューを実施しました!

【直接取材】M&A仲介業界のマッキンゼー!? インテグループの藤井社長へ直接インタビューを実施しました!

今回は、M&A仲介業界のマッキンゼーとも称されるインテグループ株式会社(以下、インテグループ)の代表取締役社長である藤井一郎様に自社の特徴や強み、採用についてインタビューを実施しました。インテグループへの選考を検討している方は必見です!

事業内容を教えてください

加藤:本日はお忙しい中、お時間頂きありがとうございます。まず初めに、貴社の事業内容について改めてご説明をお願いいたします。

藤井弊社はM&A仲介の専門会社です。M&A仲介サービスとは、会社・事業の売却を希望する経営者又は企業(売り手)と買収を希望する企業(買い手)に対し、初期の相談から、企業価値評価、候補企業・スキームの提案、資料作成、トップ面談、条件交渉、基本合意、デューデリジェンスのアレンジ、最終契約に至るまでワンストップで支援するサービスです。

加藤:ありがとうございます。貴社のお客様はどのような方が多いのでしょうか?

藤井:売り手様のメインは中堅・中小企業のオーナー経営者になります。また大企業のお客様からは、子会社や事業の譲渡のご相談も頂いています。一方で、買い手様のメインは上場企業や中堅企業ですが、最近はPEファンド、投資会社が買い手になることも増えてきています。弊社は、PEファンドのポータルサイト「PEファンド.JP」も運営しており、PEファンド絡みの案件、つまりファンドへの譲渡、ファンドの投資先の譲渡、そしてロールアップと呼ばれるファンドの投資先による買収にも力を入れています。

加藤:貴社の運営する「PEファンド.JP」は買い手様やM&A仲介会社、銀行など幅広い層から利用されているサービスと聞いております。

そもそも貴社の創業はどのような背景なのでしょうか?

創業の背景を教えてください

藤井:元々、私は株式会社サンベルトパートナーズ(現:かえでファイナンシャルアドバイザリー株式会社)でM&Aの仕事をやっていました。そこから独立し、理念、価値観に共感し、顧客志向で仕事をしたい人材が集まる会社にしたいという思いで、2007年に私と会計士の籠谷でインテグループを設立しました。因みに、インテグループという社名はintegrity(誠実さ)に由来しています。顧客志向を体現するために、創業時から、当時としては極めてめずらしい完全成功報酬制でM&Aを支援し、現在まで様々な業界で実績を積み上げてきました。

加藤:15年以上前から完全成功報酬制を取り入れている事が、貴社が完全成功報酬制のパイオニアと言われる理由でもありますよね。藤井社長の想いが社名にも表れていることから、貴社は経営理念をしっかりと定め、採用応募者と価値観を摺合せている印象があります。

藤井:そうですね、多くの応募者と面接する中で、優秀な人材ほど、倫理観が高く、顧客志向で仕事をしたいと考えていて、また経営理念がしっかりした会社で働きたいと考えているように感じます。ですので、弊社では、入社後のミスマッチをなくすためにも、弊社の経営理念をまとめた冊子を採用選考時にお渡しし、よく理解していただいた上で、入社をご決断いただいています。

加藤:ありがとうございます。貴社の経営理念について、更にお伺いしたいのですが、どのような事を経営理念と掲げているのでしょうか?

経営理念や大切にしている事は?

藤井:弊社が考えるミッション、ビジョン、価値観をお話します。

まず、ミッションについてですが、「経営課題の解決のために、個々の社員として及び組織として、常に自己研鑽に努め、誠実に社内外の他者に貢献し、”良い仕事”をし続ける。」という事をミッションとして考えています。具体的に”良い仕事”とは、3つの要素をすべて満たすものだと考えています。

① 顧客を成功に導き、顧客に喜ばれる仕事(具体的な成果、高品質、スピード、リーズナブルな価格、心遣い)
② 社会に価値をもたらす仕事(社会に対する良い影響)
③ 自らが成長でき、自ら誇れる仕事(自己成長、自己実現)

次に、ビジョンについては2つあります。

① 我々は、完全成功報酬制のM&A仲介会社として、質量ともに圧倒的なリーディング企業になり、優良企業の存続・発展、起業家精神の高揚、経済全体の生産性の向上に貢献する。
② 我々は、様々な経営課題を解決することで、経営と経営者に付加価値を与え、企業や組織の経営力の向上に貢献し、社会に活力を与え、そして最も信頼される経営支援会社になる。

最後に、価値観については10個定めています。

①インテグリティ
②顧客の成功の実現
③長期的信頼関係の構築
④オーナーシップ
⑤プロフェッショナリズム
⑥チームワーク
⑦チャレンジ精神
⑧謙虚さ
⑨仕事を楽しむ
⑩倫理観を養う

(参考①)インテグループHP
(参考②)インテグループ採用サイト

加藤:ありがとうございます!ここまで経営理念(ミッション、ビジョン、価値観)をしっかりとされているM&A仲介会社は少ないと思いますので、他社との差別化要素の1つですよね。その他に、他社と差別化できるポイントはありますか?

数あるM&A仲介会社の中で、貴社の差別化要素は何ですか?

藤井:まず始めに報酬体系です。弊社は「完全成功報酬」を採用しており、M&Aが成立するまで、売り手様からも買い手様からも一切報酬を頂きません。

お客様はM&A仲介を仲介会社に依頼しても、実際にM&Aが成立する割合は、半分またはそれ以下です。完全成功報酬制の場合は、着手金や基本合意時の中間金を支払っただけで結局M&Aが成立しなかったというリスクがないので、お客様にとっては間違いなくメリットがあります。

コンサルタントにとっては、リスクの高い着手金・中間金をお客様に納得させることに労力を使うこともなく、最初から最後まで顧客に向き合って仕事ができます。「自分が中小企業の経営者だったら我社にM&Aを依頼する」と確信を持ってお客様に提案ができるのは大きいと思います。また最低成功報酬も低額に設定しているため、中小企業のM&Aにおいては大きなコストメリットが出ることが多く、お客様から依頼されやすい料金設定ですので、中小規模のM&A仲介でマーケットをとっていけると考えています。

加藤:コンサルタントにとっては、お客様から選んで頂きやすい(受託しやすい)ような環境になっているのですね。貴社のコンサルタントのM&A支援体制についてはいかがですか?

藤井:コンサルタントによるM&A支援の体制については、分業制にしたり、売り手担当と買い手担当を分けたりするM&A仲介会社がある中で、弊社では敢えて、一人のコンサルタントが最初から最後までお客様のM&Aを支援する「一気通貫」の体制をとっています。これには主に3つのメリットがあります。

①最も案件に精通したコンサルタントが最初から最後まで一貫して対応でき、担当者間でのミスコミュニケーションがおこらず、お客様に良いサービスが提供できる。
②M&Aの全プロセスのノウハウが身につき、コンサルタントの成長が早くなる。
コンサルタント間でインセンティブを配分する必要なく(したがって、他社のように配分で揉めることもない)、担当コンサルタントに最大限還元でき、モチベーション高く仕事ができる。

「一気通貫」の場合は、トータルにM&Aを支援するため、営業力、資料作成能力、コンサルティング能力、倫理観のすべてで高い水準が要求されるため、採用のハードルは他社よりも高いと思います。なので、弊社のことを「M&A仲介業界のマッキンゼー」と言っている紹介会社様もいます。

加藤:確かに貴社の採用ハードルは高いですよね(笑) ここが「M&A仲介業界のマッキンゼー」と称される所以なのですね。

藤井:あとは経済的なリターンとして、しっかり社員に還元しています。

加藤:それはインセンティブ体系の事ですか?

藤井:そうですね、魅力的なインセンティブ体系で還元しています。インセンティブ体系について、詳細は採用選考時にお話ししますが、最大で売上(紹介料がある場合は、紹介料を控除後)の40%以上をコンサルタントに還元しています。「最大で40%以上」というのは、自ら案件を発掘(ソーシング)したかどうか、報酬額の大きさ、入社後の累積成約件数によって配分率が変わるためです。

加藤:インセンティブ率40%以上は高いですね!コンサルタントの年収も高そうです(笑)

藤井:直近期(2021年5月期)における、1年以上在籍しているコンサルタントの平均年収は1,642万円です。弊社は成果主義の会社であり年功序列ではないので、弊社のルール・価値観に沿って行動し、成果を出すコンサルタントは間違いなく報われます。入社2~3年で年収2,000万円は十分目指せると思います。

加藤:すごいですね(笑) ストックオプションの付与率も100%と伺っています。

藤井:ストックオプションはこれまで3回付与していますが、付与時に在籍している社員全員に付与しています。

加藤:しっかりと価値観を摺合せし、経済的にもメリットを享受できる。コンサルタントにとっては働きやすい環境のように思えます。

藤井:そうですね、この業界は大量採用・大量退職の会社もあり、離職率が高い会社も多いですが、弊社では2007年の創業以来、退職した社員が4名しかいないんですよ。

加藤:創業以来4名しか退職者がいないんですか!? それは驚きです(笑) 貴社の魅力が数字として現れている証拠ですね。

藤井:ありがとうございます。余談ですが、その4名の内、2名は業界チェンジをし、残り2名はM&A仲介業界で独立をしています。なので、同業他社へサラリーマンとして移った人はいません。

加藤:正直、驚きを隠せません…(笑) 逆に同業他社から貴社へ転職される方は多いのでしょうか?

社員はどのようなバックグラウンドの方が多いですか?

藤井弊社コンサルタントの約半数が、同業他社からの転職者です。その他、異業種からの転職者の出身業界は金融(銀行、証券、保険)、商社、監査法人、人材、不動産、メーカー等様々です。

社員の志向性における特徴を挙げますと、

・人当たりが良く、顧客志向。
・持ちつ持たれつの精神で同僚への貢献を厭わない。
・自ら高い目標を掲げ、努力し、学び続けることができる。
・指示待ちではなく、裁量と主体性を持って働きたい。
・多くの案件に携わり、早く成長したい。
・出した成果に対して還元されたい。
・大企業志向ではなく、ベンチャー志向。

実際、弊社の社員はほぼ全員が各業界の大手企業出身です。大企業の堅苦しさが嫌で転職して来た者が多いのかもしれません(笑)

加藤:幅広いバックグラウンドのコンサルタントが在籍しているのですね。貴社が内定を出す人材でしたら、他社からも内定を獲得している可能性が高いと予想されますが、そのような中で貴社を選んだ理由はどのような事が挙げられますか?

社員が貴社へ入社をする決め手となったポイントは何ですか?

藤井:以前弊社の社員に、弊社への志望・入社理由や応募者にアピールすべき点についてアンケート調査をしたことがあり、その回答としましては、

・IPOを目指している。まだまだ人が少なく、中核メンバーになれる。
・経営理念に共感した。顧客志向で仕事ができる。
・面接官の人柄。
・一気通貫で担当でき、個人の裁量が多く、自由な雰囲気。
・コンサルタント一人当たりの成約件数が多く、成長が早い。
・インセンティブ率が業界最高水準。
・完全成功報酬制のM&A仲介会社の中で、実績、知名度がある。
・案件や配分の奪い合いが一切ない。社員の既得権がない。
・優秀な人、良い人が多く、社内の人間関係が良い。
・業務が効率化されている。また社員間でノウハウを共有し、誰にでも相談できる環境がある。
・未経験者には経験豊富な上司がマンツーマンで指導する。

加藤:丁寧にありがとうございます。いま挙げて頂いた「個人の裁量が多く、自由な雰囲気」のところについて、もう少し詳しくお聞かせ願えますでしょうか?

藤井:弊社ではお客様と最も接点がある現場のコンサルタントに多くの裁量を持たせています。その方がコンサルタントのモチベーションが上がるためです。上からやれと言われて嫌々やるのと、この案件は絶対成功させたいと思って自ら熱意を持って取り組むのでは、やる気や成功した時の達成感が大きく異なると思います。

もちろんお客様への対応をメインに考えなければなりませんが、ある程度自分で業務をコントロールでき、自律的に仕事をする環境、雰囲気なので、上司が残っているから帰りづらいというのは一切ありません。その時々の案件の状況や個人のライフスタイルに応じて、残業する人もいれば、ほとんど残業しない人もいるといった感じです。

加藤:ありがとうございます! すごく働きやすそうな環境ですね。求職者の方から人気が高い理由も納得です(笑)

藤井:応募に関しては増えてきていますね。応募が増えることは大変嬉しい限りですが、しっかりと選考を行って今期は7~10名の採用をするつもりです。

加藤:倍率は物凄く高くなりそうですね(笑) 貴社の選考において、重要視しているポイントを3つ挙げるとしたらどのような事になりますか?

選考において重要視するポイントを3つ教えてください

藤井:選考で重要視しているポイントを敢えて3点に絞ると、

①誠実、謙虚で協調性があり、倫理観も高く、顧客志向かどうか。
②自ら高い目標を掲げ、学び続け、努力できるかどうか。
③高い新規開拓営業能力と資料作成能力があるかどうか。

加藤:ありがとうございます。最後に、貴社の将来像や貴社への入社を希望する方へ向けてメッセージをお願いいたします!

貴社の将来像を教えてください

藤井:まず、弊社の将来像としては、近い将来には、M&A支援を完全成功報酬制で行う仲介会社があるということが、世の中でかなり認知されているはずで、その中で、弊社が中小規模のM&Aのマーケットを開拓し、質量共に圧倒的なNo.1を目指したいと思います。また、弊社は現在IPOを目指していますが、上場後どこかの時点で、M&A仲介以外の事業にも多角化し、継続的に企業価値を向上させていきたいと考えています。

加藤:ありがとうございます。貴社へ入社を希望する方へのメッセージもお願いいたします。

貴社へ入社を志望する方へ藤井社長からのメッセージ

藤井:日本のM&A市場は引き続き伸びていくことが予想されますし、M&Aは日本が抱える事業承継問題の解決に繋がり、またシナジーがあるM&Aを創出し生産性向上にも寄与できる等、社会的意義の大きい仕事です。さらに、M&Aは学ぶことが無限にあり、ビジネスパーソンとして成長できます。社会貢献意欲、自己成長意欲が強く、成果に対して正当に報われたいという方は是非ご応募いただければと思います。

インテグループへの転職ならキャリアラダー

株式会社キャリアラダーはM&A仲介会社に特化した転職エージェントです。インテグループをはじめ、幅広いM&A仲介会社への転職活動を支援しています。業界未経験者にとって、M&A仲介業務は理解しにくい業務ではありますが、弊社ではM&A仲介業界経験者がしっかりと業務内容について解説をし、理解を深めた上で後悔のない転職活動に望んでいただけるよう、お約束いたします。是非一度、以下の無料相談フォームよりお問い合わせください。