昨今、市場の成長と共に採用も拡大しているＭ&Ａ業界ですが、Ｍ&Ａ業界のやりがいはどのようなところなのでしょうか。銀行や証券会社、メーカーなどの営業経験者がこぞって転職をするＭ&Ａ業界のやりがいを3つ、業界経験者が解説していきます。Ｍ&Ａ業界への転職を検討している人は必見です。
M&A業界とは？
M&A業界とは主に、M&A仲介を主とする会社群とFA業務を主とする会社群を指しています。今回の記事では、M&A仲介を主とする会社群、即ちM&A仲介業界にターゲットを絞って解説をしていきます。M&A仲介業界とは、M&A仲介を主とする会社群の集まりであります。M&A仲介とは、会社や事業を譲渡したい売り手（M&A仲介業界での多くは株主＝オーナーです）と会社や事業を譲受したい買い手をマッチングさせ、最後の契約締結までをサポートする仕事です。
M&A業界のやりがいは？
ここからはM&A業界のやりがいについて3つ、業界経験者が解説をしていきます。この他にもやりがいは多数ありますので、実際にお聞きになりたい方は以下のフォームよりお問い合わせください。
社会の役に立っていると実感
今まで、本当は顧客のためにならないが、目標のために売らざるを得なかったり、提案せざるを得ない経験をした方もいるのではないでしょうか。話を聞いている限り、特に金融機関出身者の方はこのような悩みが多いみたいです。一方でM&A業界は、M&Aの成約でしか報酬を得られない業界であるため、無意味な仕事はありません。後継者不在や大企業のグループに入って成長したい等の売り手の悩みを解決し、企業買収をして会社を成長させたい、一気通貫でサービスを提供したい等の買手の悩みを解決する。これでしか報酬を生み出すことができず、ニーズのないところからお金が発生することはないのです。このように、社会の役に立つ仕事をやっていると実感できる事が多いそうです。
仕事を創り出す面白さ
M&A業界は自ら仕事を創り出す必要があります。DMを送付する、セミナーを開催するなどをして自ら案件を獲得していき、成約まで導く仕事です。大企業のように上から降ってくる仕事をこなしているだけではなかなか成果が出ないでしょう。そのように、前職は大企業で働いていて、ただひたすら上から振られる仕事をこなすことに退屈さを感じていた人にとっては、仕事を創り出す面白さというやりがいを見出すようです。
成果に応じた給与体系
M&A業界では一般的に、インセンティブ制度が設けられており、成果（売上）に応じた給与体系となっています。前職で成果を出していたにも関わらず、成果を出していない人とあまり変わらない給与を受け取っていた人にとっては、やりがいとして感じる部分となるそうです。インセンティブ制度は概ね売上高の20%が支払われる事が多いです。売上高は案件の成約報酬となりますが、成約報酬は最低3,000万円以上であることが多く、最低でも3,000万円の20%である600万円がインセンティブとして支払われることになります。平均年収が1,000万円を超えてくる理由も納得ですね。
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