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【転職情報】M&A仲介会社のベンチャーとは?大手とベンチャーを徹底比較!

M&A仲介業界では、業界の成長に伴って、数多くの新興企業が誕生しています。中小企業庁に登録をされたFA(ファイナンシャル・アドバイザー)及びM&A仲介会社は、法人では1,700社に登ります。最近では、新興企業でも採用を加速させている会社が多く、転職を検討している人にとっては、大手(上場)の会社と同様に、新興企業も選択肢の中に入る時代に突入しました。結論、M&A仲介会社では大手と新興企業では他業界と比較し相対的に大きな違いはありません。理由は、M&A仲介業務は属人性の高いビジネスであり、結果が個人のスキルに紐づくことが多いからです。一方で、大きな違いは無いにせよ、多少の違いがある事も事実です。本記事では、M&A仲介業界へ転職を検討している人向けに、上場会社を大手企業と定義し、未上場会社の中でも急成長中の企業をベンチャー企業と定義することで、大手とベンチャーの違いを徹底解説していきます。

M&A業界とは?

M&A業界とは、大きく「仲介型」と「アドバイザリー型」の2種類に分類することができます。「仲介型」は主に、中堅中小企業のM&Aを譲渡企業と譲受企業の間に入ることで案件を円滑に進めることを目的とし、「アドバイザリー型」は譲渡企業もしくは譲受企業のアドバイザーとして顧客の利益最大化を目的とした業務です。詳しくは「ブラックボックス化されやすいM&Aコンサルタントの仕事内容を徹底解剖!」でご説明しておりますのでご覧ください。

M&A仲介会社一覧!

冒頭で中小企業企業庁に登録のあるFA及びM&A仲介会社は、1,700社に登るとご説明しましたが、実際に企業として艇をなしており、積極的に採用している会社は10〜20社とお考えください。該当する大手企業、ベンチャー企業については以下の記事で具体例を出して説明しておりますので、ご参考ください。

M&A仲介会社のベンチャーは?

M&A仲介会社のベンチャーは上記の記事で挙げた企業以外に、具体例として以下の企業が該当します。

Growthix Capital

M&Aキャピタルパートナーズ出身の中島氏が設立したM&A仲介会社です。同社の特徴は「サーチファンド型M&A」を展開している事です。サーチファンドとはアメリカでは主流になりつつある個人が経営者となり、事業承継の担い手となる新たなモデルです。今後、日本でもサーチファンド(サーチャー)による事業承継が増加することが予想されるため、時代を先行してビジネス展開をしている企業です。

M&A Cloud

譲受企業向けのプラットフォームとして誕生した会社です。誕生当初は、譲受企業の情報を公開するプラットフォームとして、業界で脚光を浴びました。現在はプラットフォームで培ったノウハウや情報を活用しながら、自社でM&A仲介事業を展開しています。

アイデアルパートナーズ

M&AマッチングプラットフォームであるスピードM&Aをサービス展開している企業です。マッチングプラットフォームは他に、ビズリーチ社が展開するビズリーチ・サクシード、株式会社バトンズが運営するバトンズ、株式会社トランビが運営するトランビなどが存在しています。そのような中で、自社でM&A仲介事業も展開し、大手のM&A仲介会社で活躍した人材が集まり少数精鋭でサービス展開していることが特徴です。

ABNアドバイザーズ

あおぞら銀行グループのM&A仲介会社です。銀行系のネットワークを活かしながら、多様なマッチングや多面的なアドバイスが出来ることが特徴です。銀行系という事もあり、譲渡企業のオーナーからは安心感、信頼を与える事のできる会社です。

コーポレートアドバイザーズM&A

日本クレアス税理士法人を中心としたグループの一社です。他に社労士法人やIPO支援、相続支援など税務・財務に関するアドバイスを幅広く展開している企業となります。譲渡企業のオーナーにとっては、一貫してM&Aに際して生じる問題を専門家に相談できることは非常に心強く、メリットがありそうです。

M&A仲介会社の大手とベンチャーの違いは?

冒頭お伝えした通り、結論大きな違いはありませんが、主に求職者が気になるであろう以下項目について説明をしていきます。

採用難易度

採用難易度は、大手とベンチャーでは、大きな差はありません。しかし、大手とベンチャーでは求める人物像に少し異なりがあるようです。大手は既に社内情報やインフラが整っている環境であるため、しっかりと社風にマッチし、結果を出せる見込みのある人物を採用する傾向にあります。一方で、ベンチャーは、会社を創っていくフェーズにあるため、結果を出せる見込みだけでなく、物事を0から創っていく行動力や、そのような環境下に楽しみを見出せる人を人物像として挙げることが多いです。特に、今まで大手企業で働いていた人にとっては、想像もできないような不便さや大変さもあることでしょう。しかし、それを創っていくことに楽しさを感じる人や、創っていきたい人にはベンチャー企業も向いているかもしれません。

教育体制

教育体制は、大手とベンチャーで、違いがあります。特に、大手ではしっかりとした研修制度が設けられていることが多く、社内弁護士や会計士による座学が研修プログラムとして組み込まれている事が多いでしょう。一方ベンチャーではそのようなプログラムが無い事が多く、独学や現場で勉強していく必要があります。しかし、研修プログラムを受講したからといって、M&Aで生じる全ての問題に対応できるという訳ではなく、現実は現場で吸収しながら成長をしていくことになります。また現場に出る前に先輩とOJTの形で勉強する機会のあるベンチャーが多いので、しっかりとしたプログラムが無い会社でも自身の頑張りによっては吸収・成長スピードに差は出ないでしょう。

環境

大手とベンチャーの環境、特に組織についてです。大手では組織が既に出来上がっており、インセンティブの割合について議論が生じることがよくあるようです。一方でベンチャーでは組織が出来上がっていないので、上司という概念が少ないことから、インセンティブで議論になることは少ないという声が多いです。大手では、インセンティブを100%享受するには入社してから1~3年は必要ですが、ベンチャーでは早くて1年目、遅くても2年目からはインセンティブを100%享受できる環境にあります。インセンティブが給与の大半を占める世界においては、ここはよく考える必要がありそうです。とは言え、ベンチャーの方が稼ぎやすいか?というとそうではなく、理由は会社でタッチできる案件数や、会社の看板を使った営業活動ができるので、一概にベンチャーが稼ぎやすいという事ではありません。

まとめ

本記事では、M&A仲介会社の大手とベンチャーの比較について解説をしました。M&A仲介会社は仕事内容から、大手とベンチャーにおいて大きな違いはありません。大事なのは大手とベンチャーといった切り口で転職先を考えるのではなく、個社毎について特徴や制度、目指している方向を知る事で自身にあった会社を選ぶことです。弊社ではM&A仲介各社について、詳しい情報提供を行うことで求職者と会社の間でのミスマッチを減らすよう転職相談をしています。

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