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【企業分析】M&Aキャピタルパートナーズの決算発表!2022年9月期の第3四半期決算のまとめ!

本記事では2022年7月29日に開示されているM&Aキャピタルパートナーズの第3四半期決算の内容をまとめております。M&A仲介会社で上場している会社は2022年8月時点で6社ですが、その内の1社であるM&Aキャピタルパートナーズ。M&Aキャピタルパートナーズへの転職を希望する方やM&A仲介業界への転職を希望する方は必見です。

M&A仲介業界とは?

そもそもM&A(エムアンドエー)とはMerger(合併)and Acquisitions(買収)の略で、「会社もしくは経営権の取得」を意味します。上記M&Aの仲介を行うため、具体的には会社を売却、買収する両者の間に立ち、その取引を円滑に行えるようにアドバイスを行うことが主な業務内容となっております。業界としては少子高齢化を背景とした後継者不在によって、黒字にも関わらず廃業を選択する経営者も多く、その解決手段としてのM&Aが大きく注目を集めています。中小企業の出口戦略を考えた際に考えられる方法は以下の5つしかなく、株主としての利潤を獲得でき、他社と連携して事業を拡大できるM&Aは有効な出口戦略として活用されています。

1.親族内での承継
2.役員社員への承継
3.M&A(第三者への承継)
4.上場
5.廃業

M&Aキャピタルパートナーズとは?

M&Aキャピタルパートナーズとは、東証プライム市場に上場しているM&A仲介会社です。業績も順調で10年前から約27倍の成長をしております。

詳しいM&Aキャピタルパートナーズについての情報は以下の記事をご覧ください。

M&Aキャピタルパートナーズの決算は?

3Qの決算は前年同期比を上回る数字で、引き続きの成長が期待できるような数字でした。また同社の特徴である大型案件数は通期目標を既に達成しており、M&Aキャピタルパートナーズの強みが出ている決算だと見えます。しかし、気になるポイントはコンサルタント数であり、前年同期比で△1名となりました。通期の目標が168名なので、残り15名の純増が必要となります。M&A仲介業界はコンサルタント数が将来の売上高に影響するビジネスモデルなので、ここは注目したい数字です。

業績ハイライト

コンサルタント数が前年同期比で1名減少も、売上高は14,155百万円(前年同期比+33.4%)、経常利益は6,799百万円(前年同期比+49.5%)、成約件数は134件(前年同期比+9.8%)、大型案件は36件(前年同期比+63.6%)と順調に業績は推移しています。

また受注残も順調に積みあがっているので、今後の業績も期待できそうです。

成約件数

成約件数は、第3四半期で過去最高の134件でした。また、大型案件は特に順調に推移しており、過去最高の36件で通期の予想を3Qで達成しています。

案件単価と一人当たりの売上高は?

同社は大型案件を得意としている事が特徴ですが、案件単価と一人当たり売上高について見てみます。

まず、案件単価は約106百万円です(売上高÷成約件数。尚、売上高は大半がM&A仲介のサービス提供料と推察されるため、売上高=M&A仲介手数料としている)。業界平均の正確な数字は出ていませんが、肌感覚で約50百万円前後と考えられますので、M&Aキャピタルパートナーズが案件単価がかなり高い事がわかります。

次に、一人当たり売上高ですが、約92.5百万円です(売上高÷コンサルタント数)。この数字も業界平均と比較するとかなり高いと思われます。またコンサルタント数には、入社半年〜1年未満くらいのコンサルタントも含まれているので、1年以上のコンサルタントでカウントするとかなりの数字となりそうですね。

マーケットの反応は?

マーケットは決算発表後に株価は下落しましたが、発表から約1週間で約+3%の増加が見られました。年々成長している決算発表でしたが、マーケットの味方は大幅にポジティブではなかったことがわかります。

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