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【直接取材】サーチファンドで日本の後継者不足を解決!Growthix Capitalの中島社長にインタビューして来ました。

今回は国内のパイオニアとしてサーチファンド支援に取り組むGrowthix Capital株式会社の中島社長にインタビューして来ました。。グロウシックスグループはサーチファンドに必要な、人、資金、対象企業の3つの軸に対し、
①ネクストプレナー(サーチャー)を育成するネクストプレナー大学
②サーチファンドに資金を提供するファンドofサーチファンド
③承継の対象企業となる売り手企業を開拓するM&A仲介・ソーシング機能
という3つの軸全てをグループ企業内に有する、日本唯一の会社です。

(写真左:Growthix Capital株式会社  中島 光夫様 右:株式会社キャリアラダー 加藤 空)

 

中島様 プロフィール】

1989年福岡北九州市生まれ。

ラグビーの日本強化選手としてニュージーランドにて活躍。当時の時価総額が世界最大規模であった米国GEの金融部門を経て 25 歳でM&A の世界へ。

東証プライム上場のファームでは業界トップの成績で 3 度社⻑賞を受賞。2017 年よりテック系 M&A ファームの一号社員として創業日から参画。2 年間で200 名へ拡大させた後、2019 年に独立しGrowthix Capital株式会社を設立。中小企業向けのクロスボーダー及び国内サーチファンドのパイオニアとして従事。

創業の経緯・想い

加藤:Growthix Capital株式会社の創業の経緯について教えてください。

中島様:日本全国に存在する事業承継問題の解決の一助となるために創業しました。M&Aアドバイザーとして日々経営者と対峙しお手伝いをする一方で、後継者不在に苦労する中小企業の数があまりにも多く、自身が寝る間も惜しんで働いたところで解決しきれないことを身を持って実感しました。

加藤:そんなに深刻な問題なんですね。

中島様:そうなんです。具体的に調べてみると、事業承継に関するM&Aの件数は年間1000件にも到達していません。これは、M&A仲介を行うアドバイザーが不足していること、そして何より買い手になることができる企業が少ないことが理由だと考えました。

加藤:確かに、どこのM&A仲介会社でも積極的にアドバイザーを採用していますね。

中島様:ただし、アドバイザーが増えたとしても買い手がいなければM&Aは成立しません。買い手を増やすことが事業承継問題を解決するために、初めにしなければならないことと考えるようになりました。

加藤:そこで登場するのが『サーチファンド』ですね?

中島様:そうです。サーチファンドを活用して、日本の事業承継問題を根本的に解決することを目指しています。

加藤:サーチファンドとは何でしょうか?

中島様経営者になりたい後継者候補と後継者不在に悩む経営者をマッチングし、後継者候補がファンドから買収資金を調達して承継を行うモデルのことをいいます。

加藤:実際に創業してみて、サーチファンドはどうでしょうか?

中島様:思っていたよりもニーズが大きいことを実感しています。昨年(2022年)は『サーチファンド元年』と呼ばれており、今後も社会的にサーチファンドが増えていくと考えています。我々はそのパイオニアとして、引っ張っていきたいと考えています。

加藤:御社の事業内容について教えてください。

事業内容について

中島様:サーチファンドに必要な、人、資金、対象企業の3つの軸に対し、サーチャー(経営者)を育成・輩出するネクストプレナー大学、サーチファンドに資金を提供するGrowthix Investment、承継の対象企業となる売り手企業を開拓するM&A仲介・ソーシング機能を有するGrowthix Capitalという3つの軸全てをグループ企業内に有する、日本唯一の会社です。

加藤:『Growthix Capital』社として、他社仲介会社と違う点はどういったところにあるのでしょうか?

中島様サーチファンドという手法を提供することが出来る点です。後継者がいらっしゃらず、今後の事業について苦悩されている経営者の皆様に通常のM&Aはもちろん、後継者候補を自身で選ぶことが出来るサーチファンドという手法を提供することができます。

加藤:他社よりも手法が増えるということですね!どちらの手法を使うかの基準はありますか?

中島様:売手のオーナー経営者様次第です。実際にその企業を大企業の資本に売りたいなら通常のM&Aで進めますし、これからも独立した経営をしてほしいというのであればサーチファンドを活用していきます。経営者様の考えや希望に寄り添い、複数の選択肢から選んでいただけることは、より納得感のある事業承継の実現に繋がります。

加藤:後継者として入るサーチャー(経営者)はネクストプレナー大学から選出しているのでしょうか?

中島様:ネクストプレナー大学やその他サーチャー候補の方の中から名乗りを上げてくださった方が後継者となっていますが、既に弊社のM&Aアドバイザーであった方が経営者として事業承継を行ったケースもあります。

加藤:M&Aアドバイザーから経営者になれるんですね!

中島様:まだまだ例は少ないですが、キャリアパスとしては作っていこうと考えています。M&Aアドバイザーで40歳越えて、全国を飛び回るのは体力的にも厳しくなってきます。そのころには、M&Aアドバイザーを引退して、サーチャー(経営者)として手をあげていくのが理想だと考えています。

加藤:将来経営者になりたいという方にも魅力的ですね。御社の今後の展望についても教えてください。

今後の展望について

中島様:目下の課題は、サーチファンドという手法の認知を高め、またサーチファンドによる事業承継の実績を増やすことです。さらに長期的な視点で見ると、このサーチファンドという手法をアジアをはじめとして世界に持っていきたいと考えています。

加藤:海外にも目を向けていらっしゃるのですね。

中島様:事業承継問題は、少子高齢化の影響を大きく受けているものです。この少子高齢化問題は、アジア各国においても今後起こる未来でしょう。日本はそんな各国にとっての1つのモデルケースです。私たちがサーチファンドによる事業承継の認知を高め、事例を豊富に創出した後に、海外にも伝えていきたいと思っています。

加藤:御社のメンバーや社風についても教えてください。

メンバー・社風について

中島様:創業メンバーは証券会社出身が多く、中途採用ではM&Aアドバイザー未経験者も積極的に採用しております。製薬会社、不動産、大手ゼネコン、中には元スポーツ選手など、様々な経歴を持った社員が、弊社でM&Aアドバイザーとしてのキャリアをスタートしています。

加藤:確かに、多様な経歴ですね。中島社長から見て、社風はどうでしょうか?

中島様:年齢、役職関係なく、実力で評価される風通しの良い社風になっています。

後輩は先輩を越えていく、先輩は後輩を自分以上の人材に育てようという文化があり、チームで教えあう姿勢も大切にしているため、ノウハウを共有する文化があります。

加藤:理想的な環境ですね。M&A仲介会社は個人主義な会社も少なくないかと思いますが、後輩を育てる文化はどこから生まれているのでしょうか?

中島様:創業メンバー・リーダークラスの成功体験からきています。弊社の創業メンバーやリーダークラスは、これまで突出した成績を残してきたものが多くいますが、全員が共通して『良い上司に良い教育をしてくれたから』ここまでこれたと考えています。自分の行動量は前提としながら、先輩・上司の教育があってこそ成長できたという共通認識があります。それを自分の後輩や部下へ惜しみなく教育していきたいと考えているからこそ、教えあう文化が生まれていると思っています。

加藤:なるほど!新卒採用についてもお伺いしたいのですが、新卒はいつから採用しているのでしょうか?

新卒採用について

中島様:22卒からですね。非常に骨のあるメンバーが入ってくれたと思っています。

加藤:新卒入社の方々はどういった研修を受けるのでしょうか?

中島様:半年間の研修カリキュラムがあり、社会人基礎、テレアポ、簿記、M&A業務基礎を習得し、その後は先輩アドバイザーの訪問に同行し、M&A実務に入っていきます。

加藤:しっかりと研修時間を設けていらっしゃるのですね。

中島様:そうですね。新卒にはじっくりと成長してもらいたいと思っています。

加藤:会社としてはどれぐらいで戦力化してほしいと考えているのでしょうか?

中島様:本人たちには1年以内に成約してほしいとは伝えていますが、今後のGrowthix Capitalを支えていくメンバーですので、焦って結果を求めるのではなく、しっかりと成長してほしいです。

加藤:新卒で入社を希望する学生も安心できますね。

中島様:新卒入社の学生は提案時のGrowthixのブランディングが非常に上手です。恐らく一番上手です。Growthix の見せたい世界を表現できるのはやはり新卒入社の学生たちだと思っています。今後もそういったメンバーに入社してもらいたいですね。

加藤:キャリアプランについてはいかがでしょうか?

キャリアプランについて

中島様:Growthixでは一人一人の社員と向き合い、「事業承継」をキーワードに幅広いキャリアパスを実現できる環境があります。

M&Aアドバイザーの次のキャリアパスとして、ネクストプレナーという道を選択することができます。自社グループ内で運営するネクストプレナー大学で会社経営に必要なマインドセット・スキルセットを習得した後、M&A仲介でも買収担当でもなく、自らが対象案件の社長として就任。その後、経営者として承継会社の成長に寄与というキャリアパスを実現できる環境が整っています。

実際、既に社内にはGrowthix Capitalに所属した後グループ会社のGrowthix Investmentに入られた方やネクストプレナーとなられて企業を承継された方もいます。Growthixでは「プロフェッショナル、集結」という採用テーマを掲げていますが、こうして弊社を選んで頂いた方一人一人がプロフェッショナルとしての磨きをかけ、多様なキャリアを描ける土俵が準備されていると考えています。

加藤:ありがとうございます!最後に御社に入社を希望する方へのメッセージをお願いします。

入社を希望する人へのメッセージ

『プロフェッショナル集結』

中途・新卒・年齢や経歴に関わらずプロとして扱うという意味です。

これはいいかえると、新卒だからとかまだ若いから何も分かっていないとかそういう扱いはしません。

一人のプロとして扱い、力がある方はどんどん登用していきます。

つまり、新卒だから許そうということもしません。

そういった会社ですので、我こそはという方、自分の能力に自信のある方は是非応募してきてください。

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