「相談されたら断らない」M&Aの在り方とは?— ジャパンM&Aソリューション 三橋社長 × キャリアラダー 露久保 対談
M&A業界の新たなスタンダードをつくる「相談されたら断らない」という理念
M&A仲介業界では、「利益にならない案件は引き受けない」傾向があります。特に、譲渡企業が赤字だったり、業界的に難しいと判断された案件は、多くの仲介会社に敬遠されます。
そんな中、ジャパンM&Aソリューションは「相談されたら断らない」理念の徹底を掲げ、すべての企業にM&Aの可能性を見出してきました。
今回は、代表取締役 三橋 透氏と、M&A業界特化の転職エージェントキャリアラダー 露久保による特別対談をお届けします。
目次
代表取締役 三橋 透(みつはし とおる)氏 プロフィール

東京都八王子市出身。
早稲田大学サッカー部でキャプテンを務め、日本一を経験。
Jリーグからのオファーもあったが、発足したばかりのJリーグで生計を立てていけないと感じ、三和銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。27歳でニューヨークへ海外赴任し、国際金融の最前線で5年間勤務。
しかし、銀行の収益至上主義に疑問を感じ、39歳で退職。その後、風力発電事業の起業・投資銀行業務を経てM&A業界へ本格参入。
2018年にフィンテックM&Aソリューションを設立し、2019年にはジャパンM&Aソリューションを創業。「相談されたら断らないM&A会社」をコンセプトに掲げ、業界の常識を覆すスタイルを確立。
【YouTubeインタビュー】
「相談されたら断らない」M&Aとは?

◼︎M&A仲介会社の常識を覆す、相談窓口の広さ
露久保:M&A仲介会社は、最低手数料を数千万円で設定しているところが多く、ある程度の事業・売上規模がないと相談すら受けてもらえなかったり、赤字の会社だと断られることがありますよね。
御社は「相談されたら断らない」と明言されていますが、なぜこの方針を取られているんでしょうか?
三橋氏:M&Aの世界では、「売れる会社」と「売れない会社」で分ける考え方が根強くあります。特に、規模が小さい会社や赤字の会社は「買い手が見つからない」と決めつけられがちなんです。
でも、現実にはそんなことはないんですよね。どんな企業にもM&Aニーズは確実に存在するのに、仲介会社が案件を選り好みしてしまうことで、M&Aのチャンスを逃している企業が多いんです。
だからこそ、私たちは「どんな企業でもまずはお話を聞く」というスタンスを貫いています。
露久保:確かに、経営者側が「うちの会社は売れない」と思い込んでいるケースもありますよね。そういう方々にとっては、御社のように「相談できる場所がある」ことがすごく大きいと思います。
三橋氏:そうなんです。私たちが目指しているのは、M&Aの入り口を広げること。「どうせ売れない」と諦めていた経営者でも、「話を聞いてみようかな」と思える環境を作ることが大事なんです。
◼︎他社に断られた企業がジャパンM&Aソリューションに相談する理由
露久保:実際に、他のM&A仲介会社で断られた企業が御社に相談に来ることも多いと思いますが、どういった理由で相談されるケースが多いんでしょうか?
三橋氏:一番多いのは、「うちは赤字だからM&Aは無理だと言われた」というケースですね。M&A仲介会社の多くは、収益性の高い案件に絞って受ける傾向があり、赤字や小規模の案件は最初から相手にされないことが多いんです。
でも、買い手の視点で見れば、「赤字だからNG」というわけではないんですよ。例えば、赤字でも「立地がいい」「設備が整っている」「顧客がついている」など、価値のあるポイントはいくらでもあります。そういう部分をしっかり評価して、「本当に価値のあるM&Aができるか」を見極めるのが私たちの仕事だと思っています。
露久保:確かに、企業価値は「売上が黒字かどうか」だけで決まるわけじゃないですよね。赤字でも、M&Aを通じて成長できるケースはたくさんありますし。
三橋氏:そうです。例えば、ある製造業の会社が「赤字だから売れない」と言われていたんですが、よくよく見てみると、その会社の工場の技術が欲しいという買い手がいたんです。結果的に、良い条件でM&Aが成立しました。
だから、私たちは「数字だけで判断しない」ことを徹底しています。「この会社にはどんな価値があるのか」をしっかり分析することで、M&Aの可能性を広げているんです。
◼︎M&Aを決断する経営者の心理とは?
露久保:M&Aを検討する経営者の方って、最初はかなり慎重ですよね。
特に、中小企業のオーナーは「自分の会社を売る」という決断がなかなかできないと思うのですが、実際の現場ではどのような心理状態の方が多いんでしょうか?
三橋氏:やはり、「売るのが怖い」という気持ちが一番大きいと思います。中小企業の経営者にとって、自分の会社は人生そのものですからね。
「本当に良い相手が見つかるのか?」
「従業員は大丈夫なのか?」
「売った後に後悔しないか?」
こういう不安を抱えている方がほとんどです。
露久保:確かに、会社を売ることは「お金の問題」だけじゃなく、「感情の問題」でもありますよね。
三橋氏:その通りです。だからこそ、私たちは単に「M&Aを成立させること」だけを目標にしていません。売り手企業のオーナーが「本当に納得できるM&A」を実現することが大事なんです。
例えば、あるオーナーさんが「絶対に従業員の雇用を守りたい」と希望されていたケースがありました。そのため、価格だけで決めるのではなく、従業員の待遇が維持される買い手を探しました。結果として、オーナーさんも納得のいく形でM&Aが成立しました。
露久保:M&Aって、単なる「企業の売買」ではなく、経営者の想いを引き継ぐプロセスでもあるんですね。
三橋氏:まさにそうです。だからこそ、「売り手の話をしっかり聞く」ということが大事なんです。
「どんな相手なら会社を任せられるのか?」
「どんな条件なら納得できるのか?」
これを一緒に考えていくことが、私たちの役割だと思っています。
露久保:御社が「相談されたら断らない」という方針を掲げているのも、まずは経営者の話をしっかり聞くことを大切にされているからなんですね。
三橋氏:そうです。M&Aは「誰に相談するか」で結果が大きく変わります。だからこそ、「安心して相談できるM&A仲介会社でありたい」と思っています。
ジャパンM&Aソリューションで働く魅力とは

◼︎M&A業界で最も難しい「案件獲得」に対するアプローチ
露久保:M&A仲介の仕事で一番大変なのは「案件を取ること」だと言われていますよね。多くのM&Aアドバイザーが新規営業にかなりの時間を使っていますが、御社はそこを重視していないと伺いました。
三橋氏:そうですね。一般的なM&A仲介会社では、アドバイザーがひたすら電話をかけて案件を獲得しようとします。
しかし、当社では「M&Aをやりたい企業に来てもらう」というスタイルを取っています。
露久保:普通は「いかに売り手を見つけるか」が重要ですが、御社は「向こうから相談に来る」形を作っていると。
◼︎「M&Aをやりたい人が活躍できる仕組み」とは?
露久保:M&Aアドバイザーとして成長したくても、新規営業に時間を取られてしまう人も多いですよね。
御社では「M&Aをやりたい人が活躍できる環境」を作っていると伺いましたが、どういう仕組みなんでしょうか?
三橋氏:まず、新規顧客の開拓営業がほぼないというのが大きな特徴です。
多くの仲介会社では、売り案件を取るために1日に何十件も電話をかけますが、当社はむやみな営業電話は撤廃しています。アドバイザーは最初から案件を持ち、M&Aの成約に集中できます。
露久保:案件獲得のための時間を削減できると、M&Aそのものにしっかり向き合えますよね。
案件はどうやって供給されているんですか?
三橋氏:それは「提携先」からのご紹介です。
売り手企業は、まず自分でM&A仲介会社を探すのではなく、信頼している人に相談することが多いんですよ。
例えば、銀行や税理士、会計士、弁護士などですね。そこから弊社をご紹介いただくので、売り案件の開拓に時間を割かなくても案件が入ってくるんです。
◼︎案件が集まる仕組み— 提携先との信頼関係が鍵
露久保:なるほど。銀行や士業の先生方が、クライアントからM&Aの相談を受けたときに御社を紹介してくれると。
でも、そういう提携先を作るのって簡単ではないと思うんですが、どのように構築されたんでしょうか?
三橋氏:創業当初から、金融機関や士業とのネットワークを広げることに力を入れてきました。
上場前は、私が直接地銀の担当者や士業の方々とコンタクトを取って関係を作っていきました。そこで実績を積み重ね、「この会社なら安心して紹介できる」と思ってもらえるようになったんです。
露久保:信用があるからこそ、提携先の方も「M&Aをやりたい企業がいたら紹介しよう」となっていったと。
三橋氏:そうですね。特に上場してからは、地方銀行の方から「一度話を聞かせてほしい」と言われることが増えています。「相談されたら断らない」「柔軟な手数料設計」といった部分が評価されて、地銀の中で「ジャパンM&Aソリューションなら紹介しやすい」という評判が広がってきているんです。
露久保:多くのM&A仲介会社は、売り手企業を直接探しに行くけど、御社の場合は「経営者が信頼している人を通じて案件が入ってくる」という流れになっていると。
三橋氏:その通りです。
大手のM&A仲介会社は「規模が小さいから」「赤字だから」と案件を断ることもありますが、当社は「どんな案件でもまずは話を聞く」ので、「どこに相談すればいいかわからない案件は、ジャパンM&Aソリューションに持っていこう」となるんです。
露久保:なるほど。「断らないM&A」というスタンスそのものが、結果的に提携先からの信頼を生み、案件が集まる仕組みになっているんですね。
三橋氏:そういうことです。提携先の方々に「この会社なら任せられる」と思ってもらうことが、何よりも重要なんです。
M&A仲介会社にありがちな「ギラギラ営業」は本当に必要か?
◼︎「普通の人でよかった」— 信頼を得るために必要なこと
露久保:M&A仲介の仕事って「営業力がすべて」というイメージを持っている人が多いですよね。特にM&A業界は、「とにかくガツガツ営業しないと結果が出せない」と考えている人も多いと思います。
御社では、そういうスタイルではなく、もっと落ち着いた営業をされていると伺いました。
三橋氏:そうですね。M&A仲介の営業って「ガツガツ行かなきゃいけない」と思われがちですが、実は、売り手の経営者からすると「普通の人でよかった」と思われることの方が大事なんですよ。
露久保:「普通の人でよかった」と思われる、ですか?
三橋氏:はい。実際に、M&Aを検討されている経営者の方から、「M&A仲介会社って、もっと強引な人が来るのかと思ってた」と言われることが多いんです。
M&Aって、経営者にとっては会社の未来を決める重要な決断です。そんな時に、高圧的な態度や強引な営業をされると、「この人に任せて本当に大丈夫なのか?」と不安になるんですよね。
だからこそ、「普通に話を聞いてくれる人」「寄り添ってくれる人」が求められるんです。
◼︎なぜM&A仲介は高圧的な営業になりがちなのか?
露久保:確かに、M&Aのような大きな決断をする時に、強引に話を進められたら不安になりますよね。でも、M&A仲介会社の中には「とにかく契約を取ってこい」というスタイルの会社もありますよね。
なぜM&A業界では、こういう高圧的な営業が主流になりがちなんでしょうか?
三橋氏:理由はいくつかありますが、一番大きいのは「成果報酬型のビジネスモデル」でしょうね。M&A仲介会社の多くは、成約しなければ一円ももらえないというモデルになっています。
そうなると、仲介会社としては「とにかく案件を増やして、早く成約させたい」と考えるようになります。結果として、「早く契約してください」「決断してください」という圧が強くなるんです。
露久保:確かに、成果報酬型のビジネスだと、営業スタイルも「短期間で結果を出す」方向に偏りがちですよね。
でも、それだと売り手側の気持ちが置き去りになってしまうこともありますよね?
三橋氏:その通りです。
特に、売り手の経営者は「じっくり考えたい」「本当に良い相手を見つけたい」と思っているのに、仲介会社側が「早く決めろ」とプレッシャーをかけることで、結局、M&Aをやめてしまうというケースも多いんですよ。
だからこそ、無理に急がせるのではなく、経営者の気持ちに寄り添うことが大事なんです。
◼︎売り手企業が求めるアドバイザー像とは?
露久保:M&A仲介の営業というと、「いかに売り手企業に契約してもらうか?」という視点になりがちですが、実際の売り手企業は、どんなアドバイザーを求めているんでしょうか?
三橋氏:売り手企業の経営者が求めるのは、「話を聞いてくれるアドバイザー」ですね。決して「売り込んでくるアドバイザー」ではありません。
露久保:「話を聞いてくれるアドバイザー」って、具体的にはどういうことでしょうか?
三橋氏:例えば、「この会社をどういう人に託したいか?」「従業員の未来をどう考えているか?」そういう部分を、しっかり聞いた上で提案してくれるアドバイザーです。
M&Aって、お金の話だけじゃないんですよね。経営者にとっては、会社を誰に任せるのか?という部分がすごく大事。
そこを理解せずに、「早く売りましょう」「この金額ならOKですよね?」と進めてしまうと、売り手企業としては「この人は信頼できないな」と思ってしまうんです。
露久保:確かに、売り手の経営者にとっては、単なるビジネスではなく「自分の人生の決断」ですもんね。
その決断をサポートできるアドバイザーが求められると。
三橋氏:そうです。
だから、私たちは「売ること」ではなく、「納得のいくM&Aを実現すること」を大切にしています。結果として、売り手企業からの紹介が増えたり、リピーターが生まれたりするんですよ。
M&Aは、単なる「取引」ではなく、「経営者の人生の一部」。だからこそ、強引な営業ではなく、信頼関係を築くことが一番大切なんです。
入社後のキャリアパス

◼︎最短2年半で部長昇進!成長スピードが早い理由
露久保:M&A仲介業界では、成果が出るまでに時間がかかると言われることも多いですが、御社では「最短2年半で部長に昇進できる」と伺いました。
この成長スピードの速さは、どのような仕組みで実現されているんでしょうか?
三橋氏:当社では、6ヶ月ごとの昇格・昇給制度を採用しています。M&Aの成約件数を基準に、半年ごとに昇格・昇給のチャンスがあるので、「結果を出せばすぐに評価される」環境になっているのが特徴です。
例えば、一般的なM&A仲介会社では、昇進までに5年、10年かかることも珍しくありません。しかし、当社では成約数を積み重ねた人が、どんどん上に上がれる仕組みになっているので、最短2年半で部長に昇進することも可能です。
露久保:確かに、他のM&A仲介会社だと、「実績を出しても、なかなか昇進できない」という話もよく聞きますよね。
半年ごとにチャンスがあるのは、モチベーションにもつながりそうですね。
三橋氏:そうですね。6ヶ月ごとに明確な評価基準があるので、「今、自分がどの位置にいるのか」「次の昇格までに何件成約すればいいのか」がはっきりしています。これが、成長スピードが速い理由の一つですね。
◼︎M&Aを一気通貫で経験できる環境
露久保:M&A仲介会社の中には、「売り手担当」と「買い手担当」で業務が分かれているところもありますよね。御社では、一気通貫でM&Aを担当できると聞きましたが、これはどのようなメリットがあるんでしょうか?
三橋氏:当社では、1人のアドバイザーが売り手・買い手の両方を担当するので、M&Aの全工程を経験できるのが特徴です。
例えば、M&A仲介会社によっては、「売り手を探すチーム」「買い手を探すチーム」「契約を進めるチーム」が分かれていることがあります。
しかし、このやり方だと、アドバイザーとしての成長が遅くなってしまうんです。
露久保:確かに、担当が分かれていると「売り手はわかるけど、買い手の視点がわからない」とか、「契約の流れを経験できない」ということになりそうですね。
三橋氏:その通りです。M&Aのプロとして成長するには、「売り手と買い手の両方の視点を持つこと」が重要です。だからこそ、当社では、すべてのプロセスに関わることができる環境を整えています。
例えば、
- 売り手企業の相談を受ける
- 買い手企業をリサーチし、マッチングする
- 交渉の場をセッティングし、条件を詰める
- クロージングの契約までサポートする
こういった全工程を経験することで、「自分の力でM&Aを成立させた」という実感を持つことができるんです。
露久保:M&A仲介の仕事って、成約までたどり着くと達成感がすごいと聞きますが、「最初から最後まで自分で担当できる」っていうのは、大きな魅力ですね。
三橋氏:そうですね。M&Aは、単なる「案件」ではなく、「会社の未来を決める重要なプロセス」です。
だからこそ、一気通貫で経験することで、アドバイザーとしての成長も早くなるし、「自分が本当にM&Aをやっている」という実感を得られるんです。
露久保:御社の環境なら、M&Aをしっかり学びながら、早い段階で実務経験を積めるので、未経験からでも成長しやすそうですね。
三橋氏:そうですね。M&Aは「経験を積めば積むほど成長できる」仕事なので、当社では、「とにかく実践を通じて学ぶ」ことを大切にしています。
だからこそ、半年ごとの昇格・昇給が可能で、最短2年半で部長になれる人も出てくるんです。
露久保:「M&Aをしっかり経験できる環境」と「成長スピードの速さ」が、御社のキャリアパスの大きな魅力になっているわけですね。
三橋氏:そうですね。M&Aのプロになりたい人にとっては、「最短ルートで成長できる環境」だと思います。
給与設計とインセンティブの仕組み

◼︎固定年収+インセンティブ+ストックオプションの魅力
露久保:M&A仲介業界は、インセンティブが大きいことで知られていますが、御社の給与体系は、固定年収+インセンティブ+ストックオプションという形になっているんですよね。
この仕組みには、どのような狙いがあるのでしょうか?
三橋氏:M&A仲介の仕事は、どうしても「成果報酬型」の色が強いのですが、当社では、「安定した固定年収」+「成約ごとのインセンティブ」+「ストックオプション」の3本柱にしています。
これは、単純に「高収入を狙える環境」を作るだけでなく、長期的に働ける仕組みを整えることを意識した設計になっています。
露久保:なるほど。成果を出した分だけ報酬がもらえるのはもちろん、固定年収があることで、安定した収入も確保できると。
三橋氏:そうです。例えば、M&A仲介業界には「完全歩合制」の会社もありますが、それだと「成約できなかったらゼロ」になってしまい、精神的な負担が大きくなりますよね。
当社では、固定年収があることで「安心して挑戦できる環境」を作りつつ、成約すればしっかりとインセンティブが入る仕組みになっています。
◼︎成約1件ごとのインセンティブ計算が明確
露久保:M&A仲介業界では、「インセンティブの計算が複雑で分かりにくい」という声もよく聞きますが、御社のインセンティブ制度は、かなり明確になっていると伺いました。
具体的に、どのように計算されているんでしょうか?
三橋氏:当社では、成約1件ごとの報酬計算がシンプルになっています。
基本的な計算式としては、
「成功報酬 - 紹介料 - 固定給 × 6ヶ月」× 15%
という形です。
例えば、
- 成功報酬:1,500万円
- 紹介料:25%(375万円)
- 固定給:月50万円(6ヶ月で300万円)
この場合、
(1,500万円 - 375万円 - 300万円)× 15% = 120万円
となり、1件成約で120万円のインセンティブが入ることになります。
露久保:確かに、この計算なら「1件成約すれば、どれくらいもらえるのか」が一目で分かりますね。
三橋氏:そうですね。M&A仲介業界の中には、「最終的にいくらもらえるのか分かりにくい」という会社もありますが、当社は、透明性を重視して、誰でも簡単に計算できるようにしています。
また、最初の半年間は先輩社員とペアを組んで案件を進めるので、新人のうちはインセンティブの比率が7:3(先輩:新人)となりますが、独り立ちすれば、逆に7:3で自分の取り分を増やせる仕組みになっています。
◼︎ストックオプション制度で長期的な資産形成が可能
露久保:M&A仲介会社の多くは、「インセンティブが高い代わりに長期的な報酬制度がない」というケースも多いですが、
御社ではストックオプション制度を導入されていますよね。
この制度には、どんな狙いがあるのでしょうか?
三橋氏:当社は、上場企業として「短期的な収入」だけでなく「長期的な資産形成」もできる環境を用意したいと考えています。
M&A仲介の仕事は、成約ごとに高額のインセンティブが入るのが魅力ですが、それだけだと、「稼げるうちに稼いで終わり」になってしまう人も少なくありません。
そこで、当社ではストックオプション制度を活用し、社員が会社の成長とともに資産を増やせる仕組みを整えています。
露久保:ストックオプションがあると、会社が成長するほど、自分の資産も増えていくわけですね。
三橋氏:そうですね。例えば、現在入社してストックオプションを得た社員が、5年後・10年後に大きな利益を得ることも十分にあり得ます。
私自身、メンバーにはよく「日々の食費は月給、海外旅行はボーナス、家を建てるのはストックオプション」という話をしています。
つまり、日々の生活は固定年収とインセンティブで賄いながら、長期的な資産はストックオプションで築くという考え方ですね。
露久保:それは面白い考え方ですね。
「M&A仲介業界は、稼げるけど長期的な安定がない」と思っている人も多いですが、御社なら「短期的な報酬」と「長期的な資産形成」の両方が実現できると。
三橋氏:そうです。M&A仲介業界で「今、稼げる会社」はたくさんありますが、「今も将来も稼げる会社」は、なかなかありません。当社では、「今、しっかり稼ぎながら、将来の資産も築ける」環境を用意することで、社員が安心して働ける仕組みを作っています。
ジャパンM&Aソリューションが求める人物像とは?

◼︎「向上心」と「お客様に喜んでもらいたい気持ち」が重要
露久保:M&A業界を目指す方にとって、どんな人がこの仕事に向いているのか気になるところだと思います。
御社では「向上心」と「お客様に喜んでもらいたい気持ち」が重要だと伺いましたが、具体的にどのような人を求めているのでしょうか?
三橋氏:M&A仲介はお客様の人生を大きく左右する仕事なので、単なる営業力だけではなく、「誠実さ」と「向上心」が求められます。
そして何より、「M&Aを通じてお客様に喜んでもらいたい」と思える人が向いていますね。
もちろん、収入が大きいこともこの業界の魅力ですが、「とにかく稼ぎたい」という気持ちだけでは、M&Aの本質的な価値を提供できません。
露久保:M&A仲介の仕事は、単に契約を取るだけでなく、「企業の未来を作る仕事」でもありますもんね。
三橋氏:そうなんです。例えば、「会社を売却したい」と考えているオーナーがいたとき、「お金だけでなく、従業員の未来を考えてM&Aをしたい」と思っているケースが多いんです。そういう時に、売り手の想いを汲み取って「この人に任せたい」と思われるアドバイザーが求められています。
◼︎M&A経験がなくても活躍できる理由
露久保:M&A仲介は専門的な知識が必要なイメージがありますが、御社では未経験からでも活躍できると伺いました。なぜM&A経験がなくても成果を出せるのでしょうか?
三橋氏:理由は大きく2つあります。
1つ目は、「案件獲得の負担が少ない」こと。他社では、新規開拓の営業にかなりの時間を取られますが、当社では提携先からの紹介が多いため、未経験の方でもすぐに案件に携われる環境になっています。
2つ目は、「育成体制が整っている」こと。M&Aの知識は、実際に案件を担当しながら学ぶことが一番の近道なので、入社後は先輩とペアを組み、実践の中で成長できる仕組みを整えています。
◼︎面接ではどのようなポイントを見ているのか?
露久保:実際に採用面接では、どのようなポイントを重視しているのでしょうか?
三橋氏:面接では、
- 今まで何をやってきたか
- どんなスタンスで仕事に向き合ってきたか
を重点的に見ています。
特に、「困難なことに対して、どう乗り越えてきたか?」という点を大事にしていますね。
M&Aの仕事は、簡単に成約できるわけではなく、試行錯誤しながら進めることが求められます。だからこそ、「諦めずにやり切れる人」が向いています。
今後の成長戦略と採用計画
◼︎5年で10倍規模の成長を目指す!今こそM&A業界に挑戦すべき理由
露久保:御社は、今後5年間で10倍規模の成長を目指されていると伺いました。
この成長目標の背景には、どのような考えがあるのでしょうか?
三橋氏:日本のM&A市場は、これからさらに拡大していくフェーズにあります。中小企業の事業承継問題が深刻化しており、M&Aのニーズは確実に増えています。
特に、当社のように「小規模案件や赤字案件にも対応できる仲介会社」はまだまだ少ないため、この5年間で圧倒的なポジションを確立し、業界No.1のM&A仲介会社を目指していきます。
◼︎M&A市場拡大の波に乗り業界での地位を確立
露久保:M&A市場は拡大傾向にありますが、その中で御社が目指しているのは、どのような立ち位置なのでしょうか?
三橋氏:当社は、「相談されたら断らない」というスタンスを軸に、中小企業M&Aの分野で圧倒的なプレゼンスを確立することを目標としています。
今後、事業承継の問題を抱える企業が増える中で、大手が対応しない領域にしっかりと応えていくことで、市場での地位を確立していきます。
◼︎アドバイザーとしての市場価値を高めるチャンス
露久保:M&A業界は、経験を積むことで市場価値がどんどん高まる仕事だと思いますが、御社で働くことで得られるメリットは何でしょうか?
三橋氏:一番のメリットは、「M&Aを一気通貫で経験できること」ですね。売り手・買い手の両方を担当し、クロージングまで携われるので、短期間でM&Aのプロフェッショナルとしてのスキルを身につけることができます。
また、「ストックオプション制度」があることで、将来的な資産形成も可能です。短期的な収入だけでなく、長期的なキャリアアップの環境も整っています。
これからM&A業界を目指す方へメッセージ

露久保:今回の対談を通じて、M&A業界の魅力や御社の特徴がよく分かりました。
改めて、これからM&A業界に挑戦する方に向けて、メッセージをお願いします。
三橋氏:M&A業界は、単なる営業職ではなく、「経営者の人生に関わる仕事」です。その分、成約したときの達成感は他の仕事では味わえないレベルです。また、今後の市場拡大を考えると、「今」この業界に飛び込むことが、一番のチャンスだと思います。
露久保:御社は、「M&Aをやりたい人」にとって最適な環境が整っていると思いますが、どんな人に特におすすめできるでしょうか?
三橋氏:「経営に興味がある人」「成果を出して正当に評価されたい人」「短期間で成長したい人」には、ぴったりの環境だと思います。特に、当社は成約件数が多いため、経験値を積めるスピードが圧倒的に速いです。
M&Aに本気で取り組みたい人にとって、これ以上ない環境だと思います。
ジャパン M&Aソリューションについて

◼︎会社概要
会社名 | ジャパンM&Aソリューション株式会社 ( Japan M&A Solution Incorporated ) |
代表者の役職氏名 | 代表取締役社長 三橋 透 |
本店所在地 | 東京都千代田区麹町三丁目3番8号 |
設立 | 2019年11月1日 |
資本金 | 258,921千円 (2024年10月31日現在) |
役員 | 代表取締役社長 三橋 透 社外取締役 今﨑 恭生 社外取締役(監査等委員) 大山 亨 社外取締役(監査等委員) 阿部 慎史 社外取締役(監査等委員) 酒井 奈緒 |
従業員数 | 39名(2024年10月31日現在) |
事業内容 | M&Aアドバイザリー事業 M&A仲介事業 コンサルティング事業 宅地建物取引業 東京都知事(1)第104739号 |
◼︎求人情報
雇用形態 | 正社員 |
給与 | 月給:35万円~50万円 ※経験・能力などを考慮して決定します。 ※固定残業代を含む |
昇給 | 年2回 |
賞与 | 年2回(6月・12月) |
勤務地 | 東京都千代田区麹町3-3-8 麹町センタープレイス7階 ※一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)をはじめ、出張へ行く機会もございます。 ※U・Iターン歓迎 |
勤務時間 | 9:00~18:00(休憩1時間) 平均残業時間:20時間 ※残業は平均月20時間~30時間程度です。 |
休日 | 完全週休2日制(土日) <年間休日> 120日 <休日・休暇> ■祝日休み ■年末年始休暇 ■GW休暇 ■夏季休暇 ■慶弔休暇 ■有給休暇 ■産前・産後休暇(取得実績あり) ■育児休暇(取得実績あり) ■介護休暇 ★産休・育休取得実績あり 女性社員も多く活躍する当社。復帰実績もあり、一人ひとりのライフプランに合わせた柔軟な対応が可能です。 |
待遇・福利厚生・各種制度 | 試用期間:3ヶ月 ※労働条件は本採用と同じです。 ・社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金) ・昇給年2回※業績による ・賞与年2回※業績による ・時間外手当(超過分) ・交通費(月5万円まで) ・確定拠出年金(401k) ・定期健康診断 ・資格支援制度(宅建・FPなどの更新料の補助や教材費の援助) ・PC貸与 ・携帯無料貸与 ・自動販売機にて無料ドリンクあり ・屋内全面禁煙 |
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