この記事はＭ＆Ａ仲介会社への転職を検討している方に向けて、Ｍ＆Ａ仲介会社が年収ランキングに掲載されるなど高待遇の理由・仕組みを解説しております。Ｍ＆Ａ仲介会社への転職を検討している方は必見です！
M&A仲介業界とは
そもそもＭ＆Ａ（エムアンドエー）とはMerger（合併）and Acquisitions(買収）の略で、「会社もしくは経営権の取得」を意味します。上記Ｍ＆Ａの仲介を行うため、具体的には会社を売却、買収する両者の間に立ち、その取引を円滑に行えるようにアドバイスを行うことが主な業務内容となっております。業界としては少子高齢化を背景とした後継者不在によって、黒字にも関わらず廃業を選択する経営者も多く、その解決手段としてのＭ＆Ａが大きく注目を集めています。中小企業の出口戦略を考えた際に考えられる方法は以下5つしかありません
・親族内での承継
・役員社員への承継
・Ｍ＆Ａ（第三者への承継）
・上場
・廃業
そのため、株主としての利潤を獲得でき、他社と連携して事業を拡大できるＭ＆Ａは有効な出口戦略として活用されています。
Ｍ＆Ａ仲介社会社が年収ランキングに載る理由
2022年5月15日に掲載された東洋経済の年収ランキングでは1位にＭ＆Ａキャピタルパートナーズが2,269万円、9位にストライクが1,357万円、14位に日本Ｍ＆Ａセンターホールディングスが1,243万円と各Ｍ＆Ａ仲介会社が載っております。キーエンスや総合商社などの好待遇で知られている企業と、同じランキングに入っているのはどのような理由があるのでしょうか。
給与体系
Ｍ＆Ａ仲介会社では固定給にプラスアルファして、インセンティブが支給されます。固定給は前職の給与も考慮されますが一般的には500万円～1,0000万円程度です。インセンティブは、売上の約10%から20%程度が支給されますので仮に年間の売上が5,000万円の場合、500万円～1,000万円のインセンティブが支給される形となります。また上場しているＭ＆Ａ仲介会社のＩＲを見ると、どの会社も近年の事業承継ブームを背景に業績が拡大し、人材採用に注力していることが分かります。好待遇な給与体系を提示することで、更に優秀な人材を確保し業績拡大をはかりたいという方針も伺い知ることができます。
※会社毎のインセンティブ体系詳細は当社とのご面談の際に詳細にご説明をさせていただければと存じます！是非お気軽にお問合せ下さい！
手数料体系
Ｍ＆Ａ仲介会社は譲受企業と譲渡企業のＭ＆Ａが実行された場合、譲渡対価の約5%をそれぞれの会社から受領します。株式対価が仮に5億円の場合、Ｍ＆Ａ仲介会社からそれぞれ2,500万円が支払われますので会社としての売上は5,000万円が計上されます。一方でＭ＆Ａ仲介会社でかかる経費は主なところでは従業員給与と、家賃くらいのため利益水準が高くなる傾向があります。
Ｍ＆Ａ仲介会社の年収が高い理由まとめ
上記で述べたように、Ｍ＆Ａ仲介会社の年収が高くなる背景としては、①近年の事業承継ブームを背景とした市場の成長②家賃や人件費以外の経費がかからないため、利益水準が高いことが挙げられます。またそれ以外にも、Ｍ＆Ａという難易度の高い仕事を扱うため、優秀な人材を確保すべく企業側が好待遇の条件を提示しているという背景があります。
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