Table of Contents
医療・製薬業界で営業を目指すなら知っておきたい5つの職種【MR/MS/医療機器営業】
「医療・製薬業界って、どんな営業職があるんだろう?」「営業職でも専門知識が必要なの?」
そんな疑問を持つあなたに向けて、この記事では医療・製薬業界の営業職についてわかりやすく解説します。
営業職の種類や仕事内容、求められるスキルを知ることで、転職を考えているあなたが次のステップを見つける手助けをします!
製薬会社とは?

まず、医療・製薬業界と聞いて真っ先に思い浮かぶのが「製薬会社」ではないでしょうか?実は、製薬会社はただ薬を作って売るだけじゃないんです。製薬会社の営業職を目指すなら、まずその役割を知ることが大切です!
製薬会社って何をしているの?
簡単に言うと、製薬会社は「新しい薬を開発して医療機関に届ける」企業。患者さんの健康を支えるために、日々膨大な研究や試験を行っています。
【製薬会社の役割】
新しい薬を作る(創薬研究)
→ 薬の開発には、約10年の年月と数千億円の費用がかかることも。当たれば社会貢献も大きいけど、失敗リスクもある挑戦的な業界です。
製造して届ける(供給)
→ 病院や薬局に薬を安定的に供給することも重要な役割。営業職はこの「届ける」部分に深く関わります。
医療情報を提供する
→ 医師や薬剤師に薬の効果や使い方をしっかり説明し、患者さんが安心して使えるようにするのも製薬会社の仕事です。
【製薬会社の特徴】
研究費がめちゃくちゃ高い!
→ 「こんな薬があったら助かるのに…」という夢の薬を作るために、莫大な予算をかけています。
市場はグローバル化
→ 国内だけでなく海外展開も当たり前。世界中で競争が激しい業界です。
大手製薬会社
「製薬会社」と一言で言っても、業界をリードする大手企業がどんな存在なのか気になりますよね。大手製薬会社は、規模が大きいだけでなく、社会に与える影響力も絶大です。
代表的な大手製薬会社はこちらになります。
【武田薬品工業】
日本最大の製薬会社で、消化器疾患やがん治療薬に強みがあります。グローバルな研究開発も積極的に展開中。
循環器疾患の薬で知られる企業。近年はがん治療薬の開発にも力を入れています。
免疫疾患や腎臓病に注力しており、革新的な薬を生み出している会社です。
【大手製薬会社で働く魅力】
業界を代表するブランド力
→ 「この薬、うちの会社が作ったんです」と言えるやりがいが違います。
充実した教育制度
→ 大手ならではの研修やサポートが手厚いので、医療業界未経験でも安心して始められます。
グローバルなキャリアが目指せる
→ 海外の医療機関とも関わるチャンスがあり、世界を舞台に活躍できます。
医療・製薬業界における営業職の種類と特徴
医療・製薬業界にはさまざまな営業職が存在し、それぞれが異なる役割を担っています。ここでは、代表的な5つの職種について、具体的な仕事内容や特徴を詳しく解説します。
MR(医薬情報担当者)の特徴

MR(Medical Representative)は、製薬会社の医薬情報担当者として、医師や薬剤師に医薬品の情報を提供する専門職です。営業というよりも、科学的な知識を駆使した「情報提供者」というイメージが近いです。
【MRの仕事内容】
MR(Medical Representative)は、製薬会社に所属し、医師や薬剤師に向けて医薬品の情報提供を行う営業職です。単に製品を売るのではなく、薬の有効性や安全性を科学的データを用いて説明し、治療現場に役立つ提案を行います。
例えば、新薬の採用を提案する際には、医師の治療方針をしっかりヒアリングし、それに合った薬を推奨します。「この薬は従来品よりも副作用が少なく、患者さんの日常生活の質を向上させます」といった具体的なメリットを示すことで、信頼を得ることができます。
【医薬品情報の提供と医療機関への提案】
MRの活動は、以下のようなポイントにフォーカスされています。
医薬品の正しい使用方法や効能、副作用に関する情報を提供し、安全な治療をサポート
医療機関との定期的なコミュニケーションを通じて、治療現場の課題を把握し、解決策を提案
学会やセミナーに参加し、最新の医療情報を収集して医師に還元
MR(医薬情報担当者)の仕事内容をこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご参考ください。
【MRの仕事内容とは?医薬情報担当者の役割・1日の流れ・やりがいまで徹底解説!】
MS(医薬品卸営業)の特徴

医療機器営業は、病院やクリニックに診断機器や手術器具、リハビリ用機器などの医療機器を提案・販売する営業職です。
医療現場で使用される製品を扱うため、専門知識や技術的な理解が求められます。医師や看護師などの医療従事者だけでなく、病院経営者や事務スタッフと関わることが多く、さまざまな立場の人々とのコミュニケーション能力が重要です。
【MSの仕事内容】
MS(Marketing Specialist)は、医薬品や医療機器を医療機関や薬局に届ける「物流のプロフェッショナル」です。MRと違い、製薬会社ではなく医薬品卸売業者に所属し、製品の安定供給を支えることが主な役割です。
【流通を支える医療機関との関係構築】
医薬品の供給不足を防ぐため、医療機関や薬局のニーズを正確に把握することが重要です。
病院で「急患が増え、特定の薬が不足している」といった状況では、迅速に必要な医薬品を手配し信頼を築きます。
定期的な訪問や電話で状況を確認し、最適な在庫管理を提案することで、医療現場を支えます。
医療機器営業の特徴

【医療機器営業の仕事内容】
医療機器営業の仕事は単なる「販売」ではなく、提案型営業が中心です。
病院やクリニックの課題を聞き取り、それを解決できる製品を選び、導入後もサポートを続けるのが特徴です。
製品のプレゼンテーションと提案
例えば、新しいMRI装置を導入する場合、他社製品との比較データや具体的なメリット(診断スピードの向上、操作性の簡便さ)を示して、医師や経営陣に納得してもらいます。
契約締結までのプロセス管理
契約書類の作成やスケジュール調整を進め、導入計画を立てます。この段階で、機器の設置日や操作説明会の日程も決定します。
市場調査と情報収集
競合製品や業界動向を常に把握し、顧客に提供する情報をアップデートします。医療機器は進化が速いため、常に学び続ける姿勢が求められます。
【製品導入とアフターサポートの役割】
医療機器営業の特徴として、製品を導入した後も継続的に顧客と関わり続けることが挙げられます。単なる「販売」で終わらないため、顧客との長期的な関係構築が必要です。
製品の設置と初期サポート
例えば、新しい超音波診断装置を導入した場合、設置を手配するだけでなく、使用する医師や技師に対して操作方法を詳しく説明します。実際に操作してもらいながら、質問に答えることも多いです。
使用中のトラブル対応
医療機器は人命に直結する場合があるため、故障時の対応は迅速さが求められます。問題が発生した際には、メーカーの技術者と連携して解決にあたります。
例えば、手術室で使用する装置にエラーが発生した場合、迅速に現場を訪問し、代替機器の用意や修理を行います。
定期点検やメンテナンスの提案
機器の耐用年数や性能を保つため、定期的な点検やパーツ交換を提案します。これにより、医療機関がトラブルなく機器を使い続けられるよう支援します。
医療スタッフからのフィードバック収集
導入した機器について、実際に使用している医療スタッフから意見を聞き取ります。
例えば、「操作画面がわかりにくい」や「特定の機能をもっと使いたい」といった意見をメーカーにフィードバックし、製品の改良につなげます。
医療ソリューション営業の特徴

医療ソリューション営業は、医療機関が抱える課題をITツールを通じて解決する仕事です。
電子カルテや遠隔診療システム、医療データ分析ツールなど、医療のデジタル化を支える製品の提案が主な業務です。
特に近年、医療現場では業務効率化や患者サービス向上のためにITソリューションの需要が急速に高まっています。この分野の営業は、医療とテクノロジーの架け橋としての役割を担っています。
【医療ソリューション営業の仕事内容】
医療ソリューション営業の主な仕事は、医療機関が抱える業務上の課題をヒアリングし、それを解決するための最適なITツールを提案することです。具体的には以下のような業務があります。
課題のヒアリング
まず、病院やクリニックを訪問し、現場の課題を詳しく聞き取ります。
[例]「診察予約が重複してしまう」「患者の待ち時間を短縮したい」「院内での情報共有がスムーズにいかない」などの問題を把握します。
製品の提案とデモンストレーション
課題に合わせて、最適なソリューションを選び、提案を行います。製品の導入効果を説明するだけでなく、実際に操作画面を見せながらデモを行い、医師やスタッフに具体的なイメージを持ってもらいます。
[例]予約管理システムでは、「患者ごとに最適な診療時間を割り振り、待ち時間を30%削減できる」といった具体的な改善効果を提示します。
導入スケジュールの調整と実施
契約後は、システムの導入スケジュールを立案し、ITチームや院内スタッフと連携してプロジェクトを進めます。
導入後のサポート
新しいシステムを現場でスムーズに活用できるよう、操作方法のトレーニングを行います。また、使用中のトラブルや追加のニーズがあれば迅速に対応します。
医療機関特有の業務フローを理解する力
IT製品やデジタルツールの基本知識
問題解決型の提案力とプロジェクト管理能力
【ITツールを用いた課題解決型の営業】
医療ソリューション営業の最大の特徴は、ITツールを活用して現場の課題を解決することです。従来の営業職が「モノを売る」のに対し、医療ソリューション営業は「課題を解決する仕組みを提供する」点が大きく異なります。
電子カルテの導入で情報共有を効率化
院内で電子カルテを導入することで、患者データの共有がスムーズになり、医師や看護師の業務効率が大幅に向上します。
[例]紙のカルテを使っていた病院では、電子カルテ導入後にカルテ検索時間が70%削減され、診療時間を増やすことができたというケースがあります。
遠隔診療システムで診察機会を拡大
地方の診療所や高齢者施設では、遠隔診療システムが導入されることで、患者が自宅から医師の診療を受けられるようになります。これにより、患者の通院負担を軽減し、医療アクセスを向上させることができます。
予約管理システムで患者満足度を向上
診療予約をITツールで最適化することで、予約の重複や無断キャンセルを防ぎ、患者の待ち時間を短縮することができます。
[例]あるクリニックでは、予約管理システムの導入後、患者満足度アンケートのスコアが20%向上したという結果が出ています。
データ分析ツールで経営判断をサポート
病院の収益構造や診療実績を可視化するデータ分析ツールを導入し、経営者が的確な判断を行えるよう支援します。これにより、効率的なリソース配分や新規サービスの展開が可能になります。
【医療ソリューション営業の魅力】
ITツールを通じて、医療現場に具体的な価値を提供できる
医療のデジタル化を推進する「先進的な役割」を担える
成果が顧客や患者に直接還元されるため、大きなやりがいを感じられる
【医療ソリューション営業の難しさ】
医療機関の業務や法律に精通する必要があり、常に学び続ける姿勢が求められる
提案先によって異なるニーズに合わせ、柔軟にアプローチする力が必要
人材営業の特徴

人材営業は、医療機関や製薬企業が抱える人材不足や採用課題を解決する仕事です。
特に医療業界では、少子高齢化や医療ニーズの拡大に伴い、看護師や薬剤師、MRなどの専門職人材が慢性的に不足している状況です。この課題に対し、適切な人材を迅速に供給することで、現場の円滑な運営を支えます。
【人材営業の仕事内容】
人材営業の仕事は、「顧客のニーズに合った人材を提案すること」が中心です。採用が難航している医療機関や製薬企業に対し、求人情報のヒアリングから人材紹介、入社後のフォローまで、採用プロセス全体をサポートします。
求人ニーズのヒアリング
顧客(病院、クリニック、製薬会社など)を訪問し、どのような人材を必要としているか詳しく聞き取ります。
[例]「即戦力のMRが欲しい」「夜勤が可能な看護師を急ぎで探している」など、具体的な条件を整理します。
候補者のマッチング
求人内容に合う候補者を自社のデータベースや転職希望者のリストから選定します。医療業界の専門知識を活かし、スキルや経験だけでなく、職場の雰囲気や求める人物像に合った人材を紹介します。
[例]新薬のプロジェクトに携わる経験があるMRや、特定の診療科での経験が豊富な看護師など、適材適所を考慮します。
面接調整と採用プロセスの支援
候補者と顧客の間でスケジュールを調整し、面接をセッティングします。採用後も早期退職を防ぐため、職場環境や仕事内容のすり合わせを行うことが求められます。
人材派遣や契約社員の手配
正社員採用だけでなく、短期間のプロジェクトや欠員対応のための派遣社員を提案することもあります。フレキシブルな人材活用を支援することで、顧客の信頼を得ます。
顧客の課題を的確に把握し、最適な提案を行うヒアリング力と提案力
医療や製薬業界の専門知識と市場動向を理解する力
候補者と顧客双方の立場を調整するコミュニケーション力
【医療機関や製薬企業向けの人材提案】
人材営業では、医療機関や製薬企業が求める特定のスキルや経験を持つ人材を提供することで、現場の課題解決をサポートします。特に、以下のようなケースでその役割が際立ちます。
医療機関の課題解決例
ある中規模病院では、夜勤が可能な看護師が不足し、シフトの穴埋めが課題となっていました。人材営業は、候補者リストから夜勤経験が豊富で、即戦力となる看護師を提案。採用後、スムーズにシフトが回るようになり、医療現場の負担軽減につながりました。
製薬企業の課題解決例
製薬会社が新薬の営業展開を行うため、特定の疾患領域に精通したMRを募集していました。人材営業は、過去に同分野で高い実績を持つ候補者を紹介。採用後、そのMRの提案力が評価され、新薬の普及が順調に進みました。
派遣や契約社員の活用支援
製薬会社の短期プロジェクトで、経験豊富な薬剤師の派遣が必要となったケースでは、即戦力となる人材を手配。柔軟な人材供給が可能なことで、プロジェクトの成功を後押ししました。
営業職ごとの違いを徹底比較!MR・MS・医療機器営業の違いとは?

医療・製薬業界には多様な営業職が存在しますが、職種ごとに仕事内容や求められるスキルが大きく異なります。
ここでは、MRとMSという医薬品に携わる2つの営業職を比較し、その違いを明確にします。
MRとMSの違い
【医薬品の「情報提供」と「流通」の違い】
MR(医薬情報担当者)
MRは、医師や薬剤師に対して、医薬品の効能や使い方、副作用などを科学的データを基に説明する役割を担います。医薬品の「正しい使用法」を普及させることが主な目的です。
[例]新薬を導入する際、医師の治療方針に合った提案を行い、「この薬は患者さんの症状に最適です」とアプローチします。
MS(医薬品卸営業)
MSは、医薬品の流通を担当し、病院や薬局に必要な薬を確実に供給することが役割です。医薬品の「安定した流通」を支えるため、物流の面で医療をサポートします。
[例]在庫が不足した薬を迅速に手配することで、医療現場の治療を止めないよう対応します。
*違いのポイント
MR:医師との対話を通じて医薬品を提案・採用させる役割
MS:病院や薬局に薬を届ける「橋渡し役」として、物流面を重視
【提案先の違い】
MR
提案先は医師や薬剤師、病院経営者が中心です。
新薬や治療方法について、専門的な知識を持った医療従事者と密にやり取りします。
MS
提案先は病院の調達担当者や薬局の仕入れ担当者です。
流通のスムーズさを重視するため、価格交渉や供給スケジュールの調整が主な業務です。
【求められるスキルの違い】
MR
医薬品に関する専門知識:
科学的データやエビデンスを基に製品を説明できる能力が必要。
プレゼンテーション能力:
忙しい医師に短時間で的確に情報を伝えるスキルが求められる。
医療現場の理解力:
医師の治療方針や課題を的確に把握し、それに応じた提案を行う力。
MS
物流や在庫管理の知識:
医薬品の流通や保管に関する知識が求められる。
調整力と交渉力:
病院や薬局の要望に応じた柔軟な対応が必要。
迅速な対応力:
急な在庫不足や緊急配送など、トラブルに対する即時対応が求められる。
【MRとMSの職種比較まとめ】
MRの特徴
医薬品の「使用法」に特化した提案型営業。
医師や薬剤師など専門性の高い相手とのやり取りが中心。
新薬や治療法の普及を通じて、医療現場に直接貢献するやりがいがある。
MSの特徴
医薬品の「供給」を担い、物流面で医療現場を支える。
病院や薬局の調達担当者と綿密にやり取りを行う。
トラブル時の迅速な対応や在庫管理能力が求められる。
こちらの記事でも、MR(医薬情報担当者)とMS(医薬品卸販売担当者)の違いや、それぞれの役割・仕事内容・向いている人の特徴を詳しく解説してますので、あわせてご参考ください。
医療機器営業とMRの違い
医療機器営業とMRは、医療現場を支える営業職という点では共通していますが、取り扱う製品や提案のアプローチ、医療現場との関わり方に大きな違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
【製品提案と医薬品提案の視点の違い】
MR(医薬情報担当者)
MRは医薬品を取り扱い、製品の効果や安全性を科学的根拠に基づいて説明します。提案内容は、治療に必要な医薬品の「使用法」や「効果」に特化しています。
[例]ある抗がん剤を医師に提案する際、治験データや成功事例を提示し、「この薬が患者さんの生存率を向上させる可能性があります」といった具体的な効果を説明します。
また、副作用や投与方法についても詳細に伝え、医師の治療計画をサポートします。
医療機器営業
医療機器営業は、診断装置や手術器具、治療機器など、医療行為を支える「ハードウェア」を提案します。提案の視点は、「操作性」や「業務効率化」に重点が置かれます。
[例]新しい内視鏡を提案する際、「従来品に比べ、視野が20%広がり手術時間を短縮できます」といった具体的な改善ポイントを示し、医師の業務効率向上に貢献する視点で提案します。
また、設置場所や院内のスタッフ教育についてもサポートします。
*違いのポイント
MR:科学的データや治験結果を用い、薬の効果や安全性を医師に説明
医療機器営業:操作性や性能の向上、効率化といった「機器の利便性」に焦点を当てた提案を行う
【医療現場での関わり方の違い】
MR(医薬情報担当者)
MRは主に医師や薬剤師とやり取りを行い、医薬品を採用してもらうための提案を行います。
訪問時には、医師が抱える治療上の課題を聞き取り、それに適した薬の提案を行うことが中心です。また、治療方針に関わる重要な情報を伝える役割を担っています。
[例]「患者さんの血糖値管理に課題を感じている」といった医師の声を聞き、血糖値の安定化に特化した薬を提案することもあります。
このように、治療の一環として医薬品を提案するため、医師と患者の状況に深く入り込むことが多いです。
医療機器営業
医療機器営業は、医師だけでなく、看護師や技師、病院の経営陣とも広く関わります。
新しい機器の導入を提案する際には、医療スタッフ全体がその機器を適切に使えるようにすることが求められるため、現場全体へのサポート体制を構築する必要があります。
[例]新しい手術ロボットを導入する場合、機器の設置に加え、医師への操作トレーニングや看護師への周辺機器の説明を行うなど、多岐にわたるサポートが必要です。
また、経営陣にはコスト面でのメリットや長期的な投資効果をプレゼンすることもあります。
*違いのポイント
MR:医師や薬剤師との密なやり取りが中心で、治療そのものに深く関与
医療機器営業:
医師だけでなく、看護師、技師、経営陣など、病院全体と幅広く連携しながら業務を進める
未経験からでも目指せる?製薬営業のキャリアパスと必要資格

「製薬会社の営業って、やっぱり医療系の経験がないと無理…?」と不安に感じていませんか?
実は、未経験からでも目指せるルートはちゃんとあります。
この章では、営業未経験の方でも製薬業界に飛び込める理由や、実際に必要な資格・条件、文系でも活躍できるのか?といったリアルな疑問にお答えします!
営業未経験でもチャレンジできる理由
結論から言うと、未経験でもチャレンジできる理由は「人柄×成長意欲」が重視されるからです。
製薬営業(特にMR職)では、医療従事者との信頼関係が命。だからこそ、こんな素質がある人は歓迎されやすいんです。
素直に学べる姿勢がある
医療現場に貢献したいという熱意がある
丁寧なコミュニケーションを心がけられる
地道な努力を継続できる
もちろん、専門知識は入社後に研修で身につければOK!
大手企業では3〜6か月かけてしっかり教育する制度が整っているので、未経験でも安心してスタートできます。
「医療の世界に関わりたい」「人の役に立つ営業がしたい」そんな想いがある方には、ピッタリのフィールドです。
製薬会社営業に求められる資格や条件とは?
未経験OKとはいえ、「どんな条件を満たしていれば応募できるの?」は気になりますよね。
多くの求人でチェックされるポイントは以下の通りです。
普通自動車免許(訪問営業が基本のため必須)
大卒以上(製薬業界は基本的に大卒以上が応募条件)
全国転勤に抵抗がない(MRは全国を飛び回ることも)
コミュニケーション能力や課題解決力
ちなみに、MR認定資格は入社時点でなくてもOKな場合がほとんど。入社後に会社のサポートで取得を目指すパターンが主流です。
企業によっては、研修合格や資格取得が昇格・昇給の条件になっていることもあるので、取得意欲はしっかりアピールしたいところです!
認定MR試験とは?合格率と取得のメリット
MRを目指すなら必ず出てくる「認定MR資格」。これはMR認定センターが実施する全国共通の試験で、医薬品の知識や関連法規などを幅広く問われます。
試験内容:医薬品情報・疾病知識・薬機法など
試験形式:選択式・記述式の筆記試験(年1回)
合格率:おおよそ70〜80%(しっかり勉強すれば受かる難易度)
この資格を持っていることで…
医療機関からの信頼度がアップする
キャリアアップや転職で有利になる
製薬会社内での昇進や異動のチャンスが広がる
といったメリットが得られます。
「未経験からキャリアを築いていきたい!」という人にとって、認定MR資格は武器になる存在です。
理系以外の学歴でも活躍できる?
答えはズバリ、「文系出身でも活躍している人はたくさんいる!」です。
確かに、薬や病気に関する知識は一見、理系の方が有利に見えますが…
入社後に体系的な研修がある
医療知識よりも「相手の課題を聞く力」「わかりやすく説明する力」が重要
文系出身者は、論理的な説明力や調整力に長けていることが多い
という理由から、営業職としては文系の強みも十分に活きるんです。
実際、社内のトップMRやマネージャーにも、文学部・経済学部・教育学部出身など、理系以外のバックグラウンドを持つ方が多く在籍しています。
「理系じゃないから無理かも…」なんて諦めるのはもったいない!興味があるなら、まずは情報収集から一歩踏み出してみてください。
製薬会社の営業職に向いている人の特徴

「製薬営業って、自分に合ってるのかな?」こんな疑問を持っている方、結構多いです。
この章では、実際に活躍している人の特徴や、逆に向いていないタイプ、さらにキャリアアップを目指すうえで欠かせないマインドセットまで、まるっと解説します!
自分の性格や志向に合っているかをチェックする材料にしてみてください。
どんな人が活躍している?向いている人の共通点
製薬営業で成果を出している人には、いくつかの共通点があります。知識よりも、まずは「スタンス」や「人柄」が問われる世界なんです。
コツコツ型で継続力がある
素直に学べて吸収が早い
相手の立場に立って物事を考えられる
説明が丁寧でわかりやすい
地域や施設ごとのニーズを汲み取る力がある
医師や薬剤師など専門職に対して、礼節をもって接する姿勢がある
派手な営業スキルよりも、「信頼を積み重ねる力」が超重要!特にMRやMSは、日々の訪問や何気ない会話が信頼の土台になります。
医師や医療機関に「この人に相談したい」と思ってもらえるような関係性づくりができる人は、どんどん結果を出せるようになります。
逆に向いていないのはどんな人?
とはいえ、どんな仕事にも「向き不向き」はあるもの。製薬営業で苦労しがちなタイプも、あらかじめ知っておくと安心です。
話を聞くよりも自分の主張を優先してしまう人
変化に弱く、新しい知識をアップデートするのが苦手な人
結果がすぐ出ないと焦ってしまう人
感情的になりやすく、冷静な対応が難しい人
ルールや倫理観を軽視しがちな人
特に製薬業界は「信頼」と「情報の正確性」が命。一つのミスが大きな事故や問題につながる可能性もあるので、慎重かつ誠実な姿勢が求められます。
数字だけを追いかける営業スタイルではなく、「人を支える、命に関わる仕事」として向き合えるかがポイントになります。
キャリア形成に役立つマインドセットとは?
製薬営業として長く活躍していくには、スキルだけでなく“マインドセット”も超重要です。ここでいうマインドセットとは、いわば「どんな姿勢で仕事に向き合うか」。
常に学ぶ姿勢を持ち続ける
医療現場へのリスペクトを忘れない
成果よりも信頼の積み上げを意識する
「売る」ではなく「支える」営業を心がける
どんなときも冷静に、丁寧に対応する習慣をつける
こうしたマインドがある人は、医療従事者からの信頼が厚く、結果的にキャリアアップや社内評価にもつながります。
たとえば、「この営業さんのおかげで、患者さんに最適な薬を提案できた」と感謝されるような関係が築ければ、それは何よりのやりがいです。
製薬営業は、目先の売上よりも“人との関係”が価値を生む仕事。だからこそ、誠実に、前向きに取り組める人が最強なんです。
医療・製薬業界の営業職で求められるスキル

専門知識の重要性
医薬品や医療機器を扱う営業には、専門的な知識が不可欠です。
医薬品の効能や副作用、医療機器の操作方法など、製品を正確に理解することが必要です。師や薬剤師と対等に会話するために、基礎的な医学知識や業界用語も求められます。
[例]治療方針に合わせて、科学的根拠を示しながら新薬のメリットを提案します。
医療現場のニーズを理解する力
医療機関ごとに抱える課題は異なります。その課題を把握し、最適な提案をする力が必要です。
「診療の待ち時間を減らしたい」や「治療成功率を向上させたい」などのニーズを深掘りします。製品の導入がどのように現場の効率化や患者満足度につながるかを考える力が重要です。
[例]新しい予約管理システムを導入することで、患者の待ち時間を短縮し、医師の業務負担も軽減する提案をします。
医師との信頼関係を構築するコミュニケーション力
医療従事者とのやり取りでは、信頼を築くことが最も重要です。
忙しい医師に短時間で要点を伝えるプレゼン力が求められます。ただ製品を紹介するだけでなく、医師の意見や課題を丁寧に聞き取り、解決策を提案することが大切です。
[例]治療上の課題を共有し、それに応える形で新薬や機器を提案することで、長期的な信頼を得ます。
最新医療情報へのキャッチアップ能力
医療業界は進化が速いため、最新情報を常に把握する必要があります。
新薬の承認情報、治療法のトレンド、医療機器の進化など、日々の情報収集が欠かせません。学会やセミナーに積極的に参加し、現場で役立つ知識をアップデートします。
医療・製薬業界の営業職に転職するメリット

医療・製薬業界の営業職は、他業界と比べてやりがいが大きく、専門性を高められる職種です。
ここでは、主な3つのメリットについて説明します。
年収アップの可能性
医療・製薬業界の営業職は、高い給与水準が期待できる職種です。
MR(医薬情報担当者)や医療機器営業などは、インセンティブ制度が充実しており、成果に応じて年収が大きく伸びることがあります。業界平均の年収が高いため、営業職としての経験を活かしつつ収入アップを目指したい方に適しています。
[例]一般的な営業職の平均年収が400~500万円であるのに対し、MRの平均年収は600万円以上と言われています。
専門性を活かしたキャリアの形成
医療・製薬業界では、専門知識を身に付けることで、他職種にはないキャリアの選択肢が広がります。
医薬品や医療機器の知識を深めることで、業界内での市場価値が高まります。「営業職」だけでなく、マーケティング職や管理職へのキャリアチェンジも可能です。
[ポイント]転職後も経験を積むことでさらなるステップアップを目指せる業界です。
医療現場を支える社会的意義のある仕事
医療・製薬業界の営業職は、患者さんの治療や医療機関の運営を支える重要な役割を担います。
自分の提案が患者さんの健康や命を守る結果につながることが大きなやりがいです。
社会貢献性の高い仕事であるため、日々の業務が人の役に立つという実感を得られます。
[例]新しい治療薬を医師に提案し、それが患者さんの回復に寄与した際に感謝されることも多いです。
医療・製薬業界の営業職に転職するには?応募準備のポイント

医療や製薬の現場は、確かな専門知識と誠実な姿勢が求められるフィールド。
転職活動で「自分にピッタリのポジション」を見つけるためには、応募書類や面接対策など、事前準備が肝心です。
ここでは、履歴書・職務経歴書の自己PRのポイント、面接でよく問われる質問への対応策、そして転職エージェントを活用するメリットについて、具体的に解説します。
履歴書・職務経歴書に書くべき内容とは
応募書類は、企業があなたを知る最初の窓口。医療・製薬業界では、以下の点を押さえた内容が重要です。
専門知識のアピール
→ 医薬品や医療機器に関する基礎知識、またはこれまで学んできた医療関連の勉強内容を具体的に記載。
実績や成果の具体化
→ 数字や事例を交えて、過去の営業実績やプロジェクトの成果を明示。
(例:前年比〇%アップ、契約件数など)
再現性と成長意欲
→ 入社後も自分の強みを活かして成果を出せるという、再現性のあるアクションプランを伝える。
転職理由と志望動機
→ 医療・製薬業界で働く理由、応募先企業への貢献意欲を、具体的なエピソードや数字で補強。
これにより、採用担当者はあなたが即戦力として活躍できるかどうかを判断しやすくなります。
よくある面接質問と回答のコツ
面接は、書類以上にあなたの人柄や考え方を見られる場。医療・製薬営業ならではの質問も多く出されるので、事前対策が必須です。
質問例1.「製薬営業で重視されるポイントは?」
→ 回答時は「情報提供力」や「安全性の説明」「医療従事者との信頼関係」に触れる。
質問例2.「未経験からの転職で不安な点は?」
→ 研修制度や資格取得サポートについて具体例を交えながら説明。
質問例3.「今後のキャリアビジョンは?」
→ 長期的な視点で業界にどう貢献するか、具体的な目標や成長戦略を伝える。
*回答のコツ
自分の経験や学んだことを数字やエピソードとともに語り、再現性を強調する。
面接官が求める「専門性」と「人間性」をバランスよくアピール。
面接での回答は、「その人ならどんな環境でも成果を出せる」と感じてもらえることがポイントです。
面接対策については、こちらの記事をご参考ください。実践的なポイントを押さえて、選考通過率をアップさせましょう。
【営業職の面接対策ガイド|よくある質問と回答例10選+逆質問・NG例も解説】
【営業職の面接に勝つ!成功するための面接対策とよくある質問集】
転職エージェントを活用するメリット
転職は一人で進めると情報収集や書類作成、面接対策など、負担が大きくなります。転職エージェントを活用することで、効率的かつ戦略的な準備が可能に。
客観的アドバイスが得られる
→ 自分では気づきにくい強みや改善ポイントを第三者の視点からアドバイス。
企業ごとの評価基準や市場の動向を熟知
→ 専門のエージェントなら、応募先企業が求める人物像や業界のトレンドを把握しており、応募書類や面接対策の具体的なサポートが受けられる。
書類作成・面接対策の全面サポート
→ 履歴書・職務経歴書の添削、模擬面接、企業との交渉など、全てをバックアップ。
非公開求人や有利な条件の案件に出会える可能性
→ 一般には出回らない求人情報や、企業とのコネクションが生み出す採用チャンスを得られる。
エージェントのサポートを受ければ、転職活動の手間を大幅に削減し、成功率をアップさせることが期待できます。
ここまでやるかと言わせる転職支援!
– キャリアラダーの営業職特化サポート –

代表 加藤
【面談するだけで私たちが書類を代行作成】
仕事が忙しい営業マンの皆様を徹底的にサポートいたします
書類作成はすべてお任せ:たった60分の面談で翌日完成
仕事終わりでも対応可能:平日22時まで、土日祝日も面談OK!LINEで随時サポート
プロが伴走:営業経験豊富なアドバイザーが徹底サポート
内定率UP:企業ごとの面接対策で通過率大幅向上!最難関業界でも内定率90%超
高年収・好条件求人多数:インセンティブで年収1,000万超も実現可能
転職後の定着率100%:2年以内の自主退職者ゼロ!
→土日祝24時まで対応◎
この記事を書いた人
加藤 空「即レス」と「本気の壁打ち」で、あなたの理想のキャリアを実現する。転職は、人生を変える大きな決断です。 だからこそ、中途半端なサポートはしません。 平均20回以上の面談を通じて、徹底的にあなたと向き合います。




