M&Aコンサルタントの働き方・年収・スキル

【新卒情報】新卒でM&A仲介会社へ入社した筆者が伝えたい!3つの心得とは?

    後継者不在の需要増加を背景に、成長が続くM&A仲介会社ですが、近年までは中途採用が中心で新卒採用はごく少数でした。しかし、近年長期的な会社の成長を見据えて、新卒採用が増えており、一部の優秀な学生を中心に熾烈な競争が繰り広げられています。新卒で大手M&A仲介会社に入社した筆者が、内定をするために心がけたことを紹介します。なお、キャリアラダーでは、会員制の就活生向けサービスを展開していますので、是非有効活用してください。

    心得① 業務内容をしっかりと理解しよう

    M&A仲介業は、譲受企業と譲渡企業の間を取り持つというシンプルなビジネスモデルですが、実際にM&Aコンサルタントがどのような仕事をしているのかは、想像しにくいかと思います。そもそも、M&Aというものが、学生にとって馴染みがないですよね。もちろん、面接官もそれは理解していますが、だからこそ業務内容をどれだけしっかり調べてきたのかという点はチェックされています。誰よりも理解して面接に臨み、他の就活生との差をアピールしましょう。業務内容を知る方法としては、以下の方法があります。

    ・インターネットで事業内容を紹介した記事を探す

    現在はたくさんの会社が紹介記事を書いていますので、可能な限り色々な記事を読みましょう。収集できる情報は収集し、疑問点は逆質問の時に役立たせましょう。なお、キャリアラダーの記事は下記からご覧ください。

    ・M&Aコンサルタントの方が書いた本を読む

    M&A仲介会社だけではなく、外資系コンサルでM&Aをやっていた方や、譲渡企業の経営者向けに書かれた本など幅広く読みましょう。実際にどのような働き方なのか、顧客はどのようなM&Aコンサルタントに仕事を依頼しようと思うのか、わかるはずです。

    ・現役M&Aコンサルタントなど、実際に働いている人の話を聞く

    OB訪問で大学から紹介していただいたり、SNSを駆使して会いに行ったり、手段は様々です。キャリアラダーでは、実際に新卒でM&A仲介会社に入社し働いていた筆者の経験をもとに、会員限定サービスを展開しているので是非ご利用ください。

    心得②業界の将来性と課題を理解しよう

    M&A仲介業界は、国内の市場では貴重な成長産業です。引き続き、後継者不在という社会課題が業界の成長を牽引していくことに変わりはないですが、近年では若い経営者も積極的にM&Aに取り組むようになりました。その中で、M&Aコンサルタントが活躍する機会も増えています。しかし、利益相反という社会からの指摘や業界大手の日本M&Aセンターが発表した粉飾決算などにより、批判の目が向けられることもあります。

    ・業界の将来性について

    中小企業庁2021年度「中小企業白書」によると、休廃業・解散の件数は2019年まで4万件台半ばで推移しており、その内約60%は黒字企業とのことです。その上、代表者年齢が70歳を超える企業の割合は60%超で、後継者不在問題によって次世代に残すべき会社が失われている現実が浮かび上がってきます。日本M&AセンターのIR資料(2022年3月期第三四半期)によると、後継者不在M&Aマーケットの市場規模は23兆円と試算しています。いかに社会から求められているかがわかりますね。

    ※日本M&AセンターIR資料を一部抜粋

    ・M&A仲介業界の課題と批判について

    2020年年末、衆議院議員の河野太郎氏のブログでM&A仲介会社の利益相反を指摘する内容が公開され話題となりました。

    内容としては、事業承継ニーズの拡大を指摘し、足元で活発にM&Aがおこなわれている事を明記する一方で、譲渡企業と譲受企業の双方から手数料をいただく「仲介」というやり方に対して批判的な意見を述べています。M&A仲介業界を目指す就活生の方は、このような批判にも目を向けて、理解をしなければなりません。ここでは、この文脈での利益相反とはどのようなものが該当するのか考えましょう。

    筆者として、M&A仲介業における利益相反とは、河野太郎氏のブログにも記載がありますが、譲受企業に仲介会社が偏ってしまい、譲渡企業のオーナーに損害を与えることが該当すると思います。あるいは、譲受企業とM&Aコンサルタントが共謀し、譲渡企業のオーナーに損害を与えることだと思っています。

    本来はM&Aコンサルタントは中立な立場でなければならないのにも関わらずです。

    例えば、M&Aコンサルタントと譲受企業が、「あと株価を1億円減額するように譲渡企業のオーナーに交渉してくるので、その半分の5000万円を成功報酬として既定料金とは別に支払ってくださいという」という約束をします。もし交渉が成功すると、M&Aコンサルタントは規定料金より高い成約報酬を獲得することができ、年収が大幅にアップします。譲受企業も、投資額が5,000万円下がるので、とやかくは言いません。その上、譲受企業としてもM&A仲介会社からいい案件を紹介してもらい、企業を成長させたいと考えているのでM&A仲介会社の倫理観を欠いた提案に加担するインセンティブがあります。

    一方で、譲渡企業のオーナーはいかがでしょうか。本来もらえるはずだった1億円が貰えないこととなります。もちろん、M&Aコンサルタントに交渉され、納得したから金額を下げるわけですが、譲受企業が求めていない減額交渉で規定料金より高い成功報酬を得たM&Aコンサルタントは利益相反行為をおこなったといえるでしょう。

    このような利益相反行為をするかしないかは、M&Aコンサルタントの倫理観に大きく依存していることが業界特有の課題であると考えています。新卒でM&A仲介会社に入社する方には、中立で信頼される、コンサルタントになっていただきたいと願っています。

    心得③面接ではM&Aコンサルタントとして生きていく覚悟を見せよう

    近年までM&A仲介会社が中途採用のみでしか入社できなかった理由は、下記のような理由があります。

    ・顧客が中小企業の社長や上場会社の役員クラスであり、レベルの高い提案力と対人能力が求められるから
    ・上記のような方を相手にするには、若さが必ずしもプラスには働かないから
    ・財務だけでなく法務や労務そして、業界特有の法律など幅広い知識が必要だから

    新卒採用が広がってきている今、若手時代からレベルの高い仕事をすることができるという、成長環境を望む優秀な学生にとっては絶好のチャンスといえると考えています。だからこそ、相対的に難易度が高い仕事内容でも、自己研鑽を怠らずしっかりとした成果を出していく心意気が必要です。自己分析を徹底的に行い、面接では説得力のある言葉で、自身のM&Aコンサルタントとして生きていく覚悟を見せましょう。

    ・M&A仲介会社に新卒で就職してよかったこと

    筆者は重ねてになりますが、大学を卒業してすぐに大手M&A仲介会社に入社しM&Aコンサルタントになりました。22歳23歳という年次から、経営層を相手に仕事をして、ときには苦しい時もありましたが、同世代のビジネスマンより圧倒的に成長できたと自負しています。

    是非、キャリアラダーの就活支援をご活用いただき、ファーストキャリアを有意義なものにされてください。

    新卒でM&A仲介会社への内定獲得ならキャリアラダー

    株式会社キャリアラダーはM&A仲介会社に特化した転職エージェントです。主には中途採用の支援を行っておりますが、上記のように新卒のM&A仲介会社への内定についても支援しております。M&A仲介業務は理解しにく業務ではありますが、弊社ではM&A仲介業界経験者がしっかりと業務内容について解説をし、理解を深めた上で後悔のない就職活動に望んでいただけるよう、お約束いたします。是非一度、以下の無料相談フォームよりお問い合わせください。

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