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【転職情報】キーエンスからの転職先!M&A仲介会社への転職は?

昨今、M&A仲介業界は採用強化に伴い、幅広いバックグラウンドのM&Aコンサルタントが増えています。その中でも最近特に増加しているのが、精密機器大手の株式会社キーエンスからM&A仲介業界への転職です。本記事では、キーエンスからM&A仲介会社への転職について、解説していきます。

キーエンスとは?

ここでは、キーエンスについて説明していきます。キーエンスで勤務されていた方は、このトピックは飛ばして頂いて構いません。キーエンスとは、精密機器の開発から製造、販売までを行っている会社です。自社工場は持たず、利益率が他のセンサーメーカーに比べて高い事が特徴です(営業利益率は55%を超えています)。また、平均年収が高い事でも世間に認知されています。平均年収ランキングで全国の上場企業の中で2位の1,751万円となっています(1位はM&A仲介会社のM&Aキャピタルパートナーズ)。

そのような高待遇の会社ではありますが、最近は若手営業マンを中心に、キーエンスから退職する人が増えている傾向にあります。

キーエンスを退職する理由は?

最近、キーエンスの若手営業マンを中心に、退職をし転職をする人が増えている傾向にあります。主な理由は以下の3つです。

①仕事内容が退屈に感じる

この理由が最も多い、退職理由でしょう。キーエンスは会社として幅広い商品を扱っておりますが、営業マンは事業部ごとに振り分けられ、基本的には同じ商材、類似した商材を販売する仕事になります。半永続的に類似した商材を販売する仕事なら、飽きるのも無理はないかもしれません。

②上司からの圧力が強い

キーエンスが高営業利益率を達成している秘訣にもなるのですが、キーエンスでは徹底した営業管理や指導が行われています。特に、営業マンは一日の顧客への訪問件数、電話件数を始め、全ての行動が管理・監視されています。一日の活動報告(社内用語では外報と呼ばれています)や各KPIが未達の場合には、かなり強い圧力で上司から指導を受けると耳にした事があります(複数人のキーエンス出身者による情報提供の元)。その圧力に耐えられなくなり、退職をする営業マンが増えています。

③今後のキャリアを見据えて

幅広いキャリア選択が可能となった昨今、将来のキャリアに不安を感じてキーエンスから退職をする若手が増えているそうです。定年まで、キーエンスで働き続けることは金銭面的には非常に安定かつ高い生活水準を送れることは間違いなしですが、知的好奇心や新しい事にチャレンジしたい想いがある若手は、退職を検討するそうです。特に、20代後半~30代前半までなら、後述するコンサルティング会社やM&A仲介会社への転職は可能ですが、40代へ突入すると転職の難易度はかなり高くなります。そのような背景からも20代半ばまでキーエンスで働き、その後早めの退職と転職をする営業マンが増えています。

キーエンスからの転職先は?

キーエンスからの転職先は大きく分けて以下の3つです。

①M&A仲介会社

最近、最も多くのウェイトを占める転職先は、M&A仲介会社です。詳細は後述のトピックで解説出来ればと思いますが、キーエンスで培った営業力や年収を大幅に落とさずに転職できる事から、非常に人気となっているようです。

②事業会社

同業他社や、完全異業種の事業会社です。ここのウェイトは最も少ないと思われます。最も大きな理由は年収の下落幅です。同業他社の場合は、最も年収の良いキーエンスで働き続ける事が良い選択であることが多く(上司からの圧力に悩んでいる場合は異なりますが)、また完全異業種となると、キーエンスで培った力を発揮できず、双方(転職者、転職先)にとって、良いケースとならない場合が多いみたいです。

③コンサルティングファーム

総合コンサルティングファームや、戦略コンサルティングへの転職です。ここは比較的、第二新卒枠での転職者が多い印象です。キーエンスへ新卒で入社をする学生は優秀なケースが多く、就職活動時代にはコンサルティングファームを第一志望として考えていた学生も一定数います。縁なく、コンサルティングファームではなくキーエンスに入社した後も、コンサルティング業界への挑戦を諦めきれずに、第二新卒枠で入社をするというケースです。

M&A仲介会社への転職は?

キーエンスからM&A仲介会社への転職者は、非常に増えています。M&A仲介会社がキーエンス出身者を積極的に採用している理由については、次のトピックから解説をしていきます。

キーエンス出身者がM&A仲介会社から人気の理由

M&A仲介会社では、泥臭い営業力は必須のスキルの1つです。キーエンスで培った営業力は日本でも屈指のレベルを誇り、その営業力を評価して採用するM&A仲介会社が多いです。主に、このスキルはソーシング(新規案件の獲得)において発揮することが多いでしょう。また、エグゼキューション(案件の遂行)に関しても、論理的に物事を考える力が求められており、キーエンスではその力も培われるようです。商材にもよりますがキーエンスの商材は、性能は同じでも他社より高い価格で取引されるケースが多くあります。そのような商品を売るためには、営業力だけでなく論理的に相手のニーズや戦略を組み立てる力が求められますので、M&A仲介会社で求められているスキルと合致することが多いです。

キーエンスからM&A仲介会社への転職ならキャリアラダー

ここまで、キーエンスからの転職先として、M&A仲介会社が多い理由や、M&A仲介会社からキーエンス出身者が評価される理由を解説してきました。キャリアラダーはM&A仲介業界に特化をした転職エージェントであり、各M&A仲介会社からキーエンス出身者への評価について、しっかりと熟知しております。また最近ではキーエンスからM&A仲介会社への転職希望者が増えている中で、どのように自身を他候補者と差別化をしていくかが重要となっています。キーエンスからの転職先として、M&A仲介会社を考えている方は、是非、弊社キャリアラダーまでお問い合わせください。