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【業界分析】M&A仲介手数料の種類と計算方法とは!? 売上高の基となる手数料体系について解説!

この記事はM&A仲介会社への転職を検討している方に向けて、M&A仲介会社の売上になるM&A仲介手数料について解説しております。M&A仲介会社の転職希望者は金融、メーカー、商社等の法人営業経験者に多く、難易度は非常に高いです。キャリアラダーではM&A仲介業界に特化した転職支援を行なっております。履歴書・職務経歴書の作成〜面接対策など全面的に転職をサポートさせていただきます。是非お気軽にお問い合わせ下さい!

M&A仲介業界とは

そもそもM&A(エムアンドエー)とはMerger(合併)and Acquisitions(買収)の略で、「会社もしくは経営権の取得」を意味します。上記M&Aの仲介を行うため、具体的には会社を売却、買収する両者の間に立ち、その取引を円滑に行えるようにアドバイスを行うことが主な業務内容となっております。業界としては少子高齢化を背景とした後継者不在によって、黒字にも関わらず廃業を選択する経営者も多く、その解決手段としてのM&Aが大きく注目を集めています。中小企業の出口戦略を考えた際に考えられる方法は以下5つしかなく、株主としての利潤を獲得でき、他社と連携して事業を拡大できるM&Aは有効な出口戦略として活用されています。

1.親族内での承継
2.役員社員への承継
3.M&A(第三者への承継)
4.上場
5.廃業

M&A仲介手数料の種類!

M&A仲介会社は基本的に今から説明する手数料のうち、いくつかを組み合わせて手数料体系を設定しています。

着手金

M&Aプロセスを開始する際の着手金。100万円+税の設定が多いが、200万円以上になることも。M&A仲介契約書を締結した際に発生します。

月額報酬

一定の契約期間中、毎月支払う手数料。月額20~50万円+税の設定が多い。

中間報酬(基本合意報酬)

M&Aプロセスがある程度進行したタイミング(基本合意)した際に支払う手数料。成功報酬の内金として10%か20%が多い。

成約報酬

M&A案件が「成立」した際に支払う成功報酬。仲介業者・案件ごとにバラバラではあるが、レーマン方式を採用し、かつ最低報酬を設けていることが一般的。

M&A仲介手数料の計算方法は?レーマン方式とは?

M&A仲介業界では主にレーマン方式という計算方法で、手数料が計算されています。レーマン方式の手数料テーブルは以下の通りです。

取引金額等料率
5億円以下5%
5億円超-10億円以下4%
10億円超-50億円以下3%
50億円超-100億円以下2%
100億円超1%

このレーマン方式を適用する箇所(株価、移動総資産など)が変わることで手数料も大きく変わってきます。具体例として、株価5億円、負債8億円の会社の株価レーマンと移動総資産レーマンを説明します。尚、移動総資産とは株価+負債で表されることが多いです。

・株価レーマン:5億円に対して適用

5億円×5%=2,500万円

・移動総資産レーマン:株価(5億円)+負債(8億円)の13億円に対して適用

5億円×5%+5億×4%+3億円×3%=5,400万円

※13億円×3%=3,900万円ではないので注意

となります。株価レーマンと移動総資産レーマンとでは、今回のケースにおいて差額が2,900万円も出ることとなります。

M&A仲介業界への転職ならキャリアラダー!

以上のように今回はM&A仲介会社における手数料について紹介させていただきましたが、先に述べたように人気も高く内定の難易度が非常に高い会社です。是非M&A仲介会社の転職支援に特化をしている当社をご活用いただき、後悔のない転職活動をしていただければと思います。