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【直接取材】M&A総合研究所 代表取締役CEO 佐上様 〜テクノロジーでM&A業界に革新を〜

M&AとはMerte And Acquisitionの略で、直訳すると企業の合併と買収という意味である。M&Aの手法としては、株式譲渡、事業譲渡、合併、会社分割が代表的だ。なお、広義の意味としては合併と買収だけでなく、提携を含む場合もある。

M&A業界に含まれる業態としては、売り手と買い手の間でM&Aを仲介する仲介会社、売り手と買い手のいずれかと契約しサポートや助言をするファイナンシャル・アドバイザリーなどがある。

日本の産業全体としては、決して成長しているとは言い難い側面もあるが、M&A業界は成長産業として知られている。その主な理由は後継者不足と競争激化の2点だ。

日本はかつてないほどの少子高齢化の時代を迎えている。総人口に占める65歳以上の人口は30%に迫る勢いであり、経営者の高齢化も社会問題だ。経営者が高齢化しても、後継者が身近にいれば良いが、必ずしもそうはいかないだろう。後継者がおらず、M&Aを選択する会社も少なくない。

また、グローバル化や環境対応などにより、企業間の競争は激化している。競争力の低い企業が生き残るためには、他社と連携していかざるを得ないが、その一貫としてM&Aを選択する企業も存在する。

実態として、MARRオンラインの調査によると、2000年には1500件余りだったM&Aのマーケット別件数だが、2018年以降は常に3500件を超えるほどである。このことからも、M&A業界の社会的な需要や社会貢献度は高まっていると言えるだろう。

M&A総合研究所は完全成功報酬型のM&Aサービスを提供するM&A仲介会社である。2018年に創業して以来、テクノロジーを駆使し、徹底的な効率化を図りながら顧客に寄り添ったサービスを提供している。今回はM&A総合研究所の代表取締役CEO 佐上 俊作氏にM&A総合研究所(以下MA総研)の創業の背景や強み、働き方などについて直々に伺った。

M&A総合研究所は2018年に創業し、その後4年足らずで上場している。M&A業界としては6社目の上場だが、創業後4年足らずというのは業界史上最速だ。

上場するには、投資家保護の観点などにより、審査を通過する必要がある。具体的には、株主数や時価総額、財政状態などが健全でなければならない。通常、要件を満たすにはそれなりの年月が必要だが、M&A総合研究所は創業後まもなく、実績が認められ上場を果たしている。

佐上社長のご経歴

佐上様神戸大学卒業後、広告代理店であるマイクロアドに入社し、ネット広告配信システムのアルゴリズム開発を行っていました。その後、女性向けメディアを立ち上げ、ちょうど1年で国内大手のPR会社ベクトルに株式譲渡、約1年間ベクトル子会社の社長を務めた後に、M&A総合研究所を創業しました。2018年に創業し、現在4期目となります。

M&A仲介会社の創業理由

佐上様まず1つが、もともとM&Aに高い社会貢献性を感じていたためです。自分の祖父も経営者だったのですが、後継者問題を解決できず会社を清算した過去があります。その姿を近くで見ていたため、M&Aの必要性を感じていました。

自身がM&A仲介会社を利用した経験から感じたこと

佐上様もう1つの理由は、自分自身が顧客としてM&A仲介会社を利用し、外からM&A業界を見ていく中で改善できる部分が多くあると感じたためです。
M&A業界には非常に優秀な方々が多いと思う一方で、営業方法や業務システムにはアナログな部分も多くあり、優秀な方の力を最大限に使えていないのではと感じることがありました。もともと自分はエンジニアなので、ITを駆使して効率的な会社を作り、社員が本当に大切なことにより多くの時間をかけられるようにすることで、多くの経営者の方々の力になれると思い、M&A総合研究所を創業しました。

M&A総合研究所の特徴

佐上様大きな特徴は、テクノロジーを活用し徹底的に業務効率化をして、お客様へ本当に価値あるサービスを提供することに注力している、ということです。

①M&A総合研究所の強み「ビッグデータ」「IT」

佐上様その1つの方法として、弊社はビックデータとAIを活用した企業マッチングを行っています。M&A仲介業務ではまず売手企業を見つけ、その後マッチしそうな買手企業を見つけます。
従来は、売手企業と同じ業界の企業や、同じ商品を扱う企業を人力でピックアップするのみでした。しかし、人力で行うこのやり方には限界があり、どうしても抜け漏れが発生してしまいます。そこで私たちはAIを活用してマッチングを行うことにしました。これにより、抜けもれなく企業を洗い出すことができるようになったことに加え、AIに今までのM&A情報を機械学習させることで、人間の発想だけでは思いつかないマッチングを提案できるようになりました。

②M&A総合研究所だから実現した業務の効率化

佐上様これにより、社員は何百社も企業を探すという手間を省くことができますし、売手企業様にとってはスピード感をもってディールを進めることができる、買手企業様にとっては自社のニーズにあった提案をもらえるというメリットがあります。

マッチングのスピードが早くなることで、通常10~12ヶ月かかるM&Aも、当社では平均6.5ヶ月で成約するようになっています。

また、独自開発した社内システムも、業務効率化に大きく貢献しています。

M&A仲介業務には譲渡企業の価値算定、買手候補企業への提案、デューデリジェンスなど多くのプロセスがありますが、それらのプロセスの中で人間でなくてもできるものについては徹底的に自動化をしたりシステムを用いたりすることで業務効率化を図っています

例えば売手企業に新規営業をするときには、リストをシステムに登録して依頼ボタンを押すだけで半自動的にDMを送ることができます。従来は手紙を印刷し、封筒にいれ、宛名を記載するという作業で時間もかかっていましたが、自社システムを使うことで単純作業の時間を削減することができます。

他にも、M&A仲介業務を進める中では秘密保持契約(NDA)を結ぶのですが、このNDAの締結もワンクリックでできるような稟議システムを開発し、業務効率化をしています。

このようにそれぞれのプロセスで、効率化できるところはないかと改善を続けることで、お客様にとって価値の高い業務に専念することができます。

M&A総合研究所の社風

佐上様社員はロジカルでありながらも、熱心に営業ができる人が多いです。また20~30代の社員が多く、若くて活気があります。

また、先程も述べたとおり、システムを活用して業務の自動化・効率化を行っているので、無駄な業務をする必要がなく、顧客とのコミュニケーションに多くの時間を使えるので、成果に結びつきやすい環境になっています。

業務時間は同業他社と比較して少ないですが、アドバイザーが担当する案件数は同業他社に比べて1.5~2倍と多くなっています。そのため成約できる案件数も多くなり、早期に経験を多く積むことができ、その経験によってさらに成果を出しやすくなるという好循環が生まれます。

社員の成長を助ける環境

佐上様実際に、同業他社から転職してきた方だと、業務効率化により成果があげやすくなることでほとんどの方が年収を上げていますし、未経験で入社した方も8割以上の方が1年以内に成約をしています。3ヶ月や半年で成約する人もいます。

また無駄な仕事はしないという考えが社内にあるため、残業も少なく、19:30頃にはほとんどオフィスに残っている人はいません。

M&A仲介会社は様々ありますが、売り主と買い主をマッチングさせるという業務の大枠自体はどの企業も同じです。その中で優秀な方に入社してもらい、成果を上げてもらうためには、「成果をあげやすい環境」を作ることが大切だと考えています。そのため社員が感じている課題はシステムの改善などを繰り返しながら解決するようにし、仕事のしやすい環境を整えています。

佐上様AIテクノロジーや徹底したDXという強みを活かして、さらにお客様に信頼される企業を目指し、さらにこのノウハウを幅広い業界で活用できるよう努めたいと考えています。

また、僕自身も31歳なので経営者としては若いと思います。若さを1つの強みに、新しいことにチャレンジしながら一緒に面白い会社を作っていきましょう。

株式会社キャリアラダーは数々のM&A仲介会社への就職・転職をサポートしています。弊社がサポートし、M&A総合研究所へ新卒で入社した中尾様と、P&Gから転職で入社した福地様の声を紹介させていただきます。

なぜM&A業界に興味をもったのか?

「三つあります。〜中略〜まず一番初めに興味を持ったのは、ある会社のM&Aの成約式の動画を視聴した時です。今まで経営のプロとしてやってきた60代70代の社長が、会社を譲渡したことで後継者不足を解消されて泣かれている姿を見て、自分もこういった事のサポートをしていきたいと思いました。二つ目は、自分が頑張った分しっかりと目に見える成果といった形で評価される点も魅力的に感じました。三つ目は、市場価値が高いと感じたからです。M&Aプレイヤーがまだまだ少なく、社会性もあるため今後の「個」の力が必要とされている時代にM&Aプレイヤーとして精進していくのは良い選択肢だと思いました」

なぜM&A総合研究所が良いと思ったのか?

「三つあります。一つ目は、業務の効率化、評価制度の透明性です。やはりまだまだアナログな仲介に一線を画したAIといったやり方でより、客観的にシナジーを生む提案ができ、効率化されたことで、生まれた時間をお客様の提案に使える意味でも本当の顧客目線が達成できるのではないかと感じました。二つ目は将来性です。M&A総合研究所はそのまま仲介というよりどんどん比較的大きな規模のニッチな産業の会社を買収し、そこに現アドバイザーを配属していくと言っており、私自身ずっとM&Aプレイヤーとしてやることへの不安もあったので、将来経営層という選択肢もあるという幅広さも魅力でした。もちろんアサインされるように頑張るのは当然なのですが・・・(笑)三つ目は、代表の佐上さんが従業員の幸福度を大事にしているからです。やはりプライベートも大事、職場環境も大事と今の時代にあった会社作りをされている所に魅力を感じました」

(※下記インタビューから一部抜粋)

外資系消費財メーカーから転職で入社の福地様

M&A業界への転職を考えたきっかけを教えてください

「縮小していく日本のマーケットの中で戦略としてM&Aが活発に行われていること、日本の中小企業の65%は後継者がおらず事業継承として大きな社会的意義をもっていることを知り、その貢献性からM&Aに関わる仕事がしてみたいと思うようになりました」

~中略~

「P&Gでも大きな仕事を任せていただき、上司やチームメンバーにも恵まれた環境で日々仕事をしていましたが、それでも自身の成長が止まっている感覚に陥る期間がありこのままでよいのかと漠然とした不安を抱えていました。また、自分の出した結果にたいして評価の上限が決まっていることもモチベーションが下がってしまったきっかけです。」

M&A総合研究所に入社を決めたポイントを教えてください

「AI・DXを用いたプロセスの簡素化やデータの蓄積が他社と大きく差別化できており、魅力を感じたからです。M&Aは業界自体が大きくなっており各社採用を増やしていたので、他社と差別化できていて、この先、生き残れる会社に入社したいという考えのもと、入社を決定しました。また、無駄な残業がなく効率的な社風や、M&A未経験でもしっかり成長できている社員の方が多く在籍されていたのも決め手でした」

(※下記インタビューから一部抜粋)

〇会社名:株式会社M&A総合研究所

〇役員

・代表取締役社長 佐上 峻作

・取締役 営業本部長 矢吹 明大

・取締役 管理本部長 荻野 光(公認会計士)

・取締役 水谷 亮

・取締役 上山 亨

・監査役 岡本 尚樹(公認会計士)

・監査役 東 陽亮(公認会計士)

・監査役 熊澤 誠(弁護士)

〇従業員数:210名(2023年5月末時点)

〇住所:東京本社 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館17階(受付)

※大阪、名古屋、福岡にもオフィス有

〇電話:0120-401-970

〇メール:contact@masouken.com

【新卒 募集要項】

〇職種:M&Aアドバイザー

〇応募資格:2024・2025年3月末までに国内外の大学院、大学を卒業・修了(見込み)の方

〇手当:通費全額支給、社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)

〇勤務地:東京本社(東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館18階)

〇勤務時間:9:00〜18:00(休憩1時間)※時差出勤制度あり

〇休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、夏季休暇(3日間)

【中途 募集要項】

〇職種 M&Aアドバイザー

〇給与

・未経験者:420万円 + インセンティブ

・経験者:前職考慮

〇勤務地:東京本社、大阪オフィス、名古屋オフィス、福岡オフィス

〇勤務時間:9:00〜18:00(休憩1時間)※時差出勤制度あり

〇休日休暇:完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、夏季休暇(3日間)

株式会社キャリアラダーはM&A仲介会社に特化した転職エージェントです。

M&A総合研究所をはじめ、幅広いM&A仲介会社への転職活動を支援しています。業界未経験者にとって、M&A仲介業務は理解しにくい業務ではありますが、弊社ではM&A仲介業界経験者がしっかりと業務内容について解説をし、理解を深めた上で後悔のない転職活動に望んでいただけるよう、お約束いたします。是非一度、以下の無料相談フォームよりお問い合わせください。