昨今、M&A仲介業界は盛り上がりを見せ、新卒採用を積極的に行うM&A仲介会社が増えてきました。一昔前までは、隔年採用や数名単位での採用でしたが、最近では毎年の採用、また数十名規模での採用を行う会社も少なくはありません。本記事では、M&A仲介会社でのインターンを考えている学生向けに、M&A仲介会社でのインターンで学べる事を解説していきます。また、M&A仲介会社の新卒採用については、以下の記事をご覧ください。
目次
M&A仲介会社とは?
M&A仲介会社とは、M&Aの仲介業を主にサービス内容として展開する会社の事を指します。M&Aの仲介業とは、会社を譲渡したい会社(正確には株主であるオーナーです)と会社を買収したい会社をマッチングさせ、M&Aの成立までをサポートする仕事です。主に、後継者が不在で跡継ぎのいない会社の存続のため、M&Aを行う譲渡企業が多いです。最近では、M&Aの理由は多岐にわたり、後継者不在だけでなく成長と発展のための若い会社のM&AもM&A仲介会社が扱う案件となっています。詳しい仕事内容については、以下の記事をご覧ください。
M&A仲介会社一覧!
M&A仲介会社は現在、数多く存在しています。M&A仲介会社の中で、株式公開をしている会社は現時点において5社ですが、株式公開を目指しているM&A仲介会社は複数ありますので、将来的にはM&A仲介会社で上場している会社は増えていくことでしょう。採用を積極的に行っているM&A仲介会社は以下の記事からご確認ください。
また、上場している会社と未上場会社のメリット・デメリットを解説している記事もありますので、ご一読の上、就職活動にてご参考頂ければと思います。
インターンで学べることは?
M&A仲介会社でのインターンにて学べることは多岐に渡りますが、本記事では主に以下3つの要素を解説していきます。
ビジネス感覚
多くの学生にとって、アルバイト等の経験はあるかと思いますが、M&A仲介会社でのインターンでは更に高いレベル感でビジネス感覚を養う事ができます。特に、M&Aという会社の売買が行われているシーンを目の当たりにできる事で、ビジネス感覚を養う事ができるでしょう。M&A仲介会社で働く社員は、会社オーナーを相手にしている事から、基礎知識や基礎能力が一定水準以上にある事が多いです。そのような社員と共に働く事で、ビジネス感覚を盗み、養うことができます。
オーナーとのコミュニケーション
インターンの業務内容は、M&A仲介会社によって異なりますが、多くの会社では譲渡企業/譲受企業への電話アプローチを業務内容の1つとして、取り入れています。普段の生活では話す事のない、会社オーナーと電話越しでも話す事で、オーナーとのコミュニケーション能力を向上させることができます。世の中には、テレアポのアルバイトで、個人と話すことのできる仕事はありますが、オーナーと直接電話で話すことのできるのは、M&A仲介会社でのインターンくらいでしょう。オーナーとコミュニケーションを円滑に取ることが出来れば、新社会人になった後も上司や取引先と、円滑なコミュニケーションを取ることができるでしょう。
資料作成スキル
主にM&A仲介会社では、パワーポイントやエクセルを活用して、資料を作成しています。その業務にインターンとして入ることが出来たなら、最低限の資料作成スキルが身に付くでしょう。普段、大学の授業でパワーポイントやエクセルを活用することがあるとは思いますが、会社のオーナー向けに作成する資料と大学の課題提出で作成する資料とでは、目的や作成方法、見せ方が異なってくるケースがあります。社会人として、最低限のパワーポイントやエクセルのスキルは必須になるので、就職先に関わらず、使えるスキルの1つになるでしょう。
インターン生の内定先企業とは?
M&A仲介会社でインターンを行った学生の内定先企業は、大きく以下の3つです。
インターン先のM&A仲介会社
インターン先のM&A仲介会社を就職先として選択する学生も多いようです。一般的に、社内の雰囲気は普通の就職活動では深く理解することは難しいですが、一定期間以上インターンとして働くことで、社内の雰囲気を理解することは容易でしょう。もしM&A仲介業界に興味があり、インターンをした会社の雰囲気も自身が希望する雰囲気と合致をしていたら、インターン先の企業へそのまま入社するケースも多いです。
インターン先以外のM&A仲介会社
インターンを募集しているM&A仲介会社は限られている事から、インターン先以外のM&A仲介会社を就職先として選択するケースもあります。インターンにて、M&A仲介業界の仕事内容や雰囲気を理解し、他のM&A仲介会社へチャレンジしていきます。特に、上場しているM&A仲介会社はインターンを募集することが少ないので、未上場のM&A仲介会社でインターンを経験した後、上場しているM&A仲介会社へ就職するケースが多いです。
コンサルティング会社やFAS
M&A仲介会社でのインターン経験を基に、コンサルティング会社やBig4のFASへ就職するケースです。実際には、このケースが最も多いでしょう。M&A仲介会社のインターンは就職活動において、プラスになる傾向が多い様子です。新卒採用をする会社からしても、M&A仲介会社でインターンをしている学生は、情報感度が高く、またチャレンジ精神もあると判断されるため、評価が高くなる傾向にあります。
インターンを募集しているM&A仲介会社は?
長期インターンを現時点で募集している会社は以下の通りです。
M&Aベストパートナーズ
長期インターンを募集しています。インターン募集に関するTwitterアカウントも存在しており、積極的にインターンを募集している様子が伺えます。
M&Aソーシング
M&A案件のソーシングから、M&Aプレイヤーの教育、M&A事業部の立ち上げを支援している会社です。M&A仲介業務の大事な要素の1つであるソーシングを担当できることから、M&A仲介会社へ入社してから役に立つ経験が出来そうです。
M&Aコンサルティング
長期インターンを募集しています。インターンは有名大学在籍者が多く、実務スキルだけでなく就職活動における仲間ができることでしょう。就職活動は情報戦です。実務だけでなく情報をキャッチアップできる体制を上手く利用しましょう。
その他、就職活動の時期になると、採用活動の一環として短期インターンを募集する会社も増えてきます(日本M&Aセンターなど)。短期インターンに参加する前に、長期インターンでM&A仲介業務を体験しておくことで、周りよりレベルアップした状態で、選考に臨めることは間違いなしです。
新卒採用を行っているM&A仲介会社は?
新卒採用を行っているM&A仲介会社は、多岐に渡ります。日本M&Aセンター、ストライク、M&A総合研究所など、長期インターンは募集していない会社も、新卒採用を積極的に行っているケースが多いです。また、HPや採用サイトなどに新卒採用ページを載せていない会社であっても、限定的に新卒採用を行っているケースがあります。M&A仲介会社への新卒採用では、HPや採用サイトで新卒採用のページが見つからない場合でも、各社へ問い合わせてみることをお勧めします。
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