【企業研究】インテグループ株式会社|2024年上場のM&A仲介会社を徹底分析!
M&A業界で急成長!インテグループの実態とは?
M&A仲介業界は、後継者不足や事業拡大ニーズの高まりを背景に、年々市場が拡大しています。
そんな中、2024年に上場を果たしたインテグループ株式会社は、完全成功報酬制を武器に、業界内で急成長を遂げている注目企業です。
「M&A仲介って実際どんな仕事?」「インテグループの報酬や働き方は?」と気になる人も多いはず。
本記事では、インテグループの特徴・年収・企業文化・口コミ・決算情報まで徹底解説! 他のM&A仲介会社との違いも詳しく分析し、転職を検討する上で知っておくべきポイントを紹介します。
概要
インテグループとは?
インテグループは、M&A仲介業界で急成長を遂げている独立系アドバイザリー企業です。2024年に東証グロース市場へ上場し、完全成功報酬制のビジネスモデルを武器に業界内で存在感を高めています。
本章では、インテグループの基本的な企業概要と特徴を解説します。
会社の基本情報
社名 | インテグループ株式会社(INTEGROUP Inc.) |
設立 | 2007年 |
上場 | 2024年(東京証券取引所グロース市場) |
代表者 | 藤井 一郎(代表取締役社長) |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング26F |
最寄駅 | JR「東京駅」徒歩3分、東京メトロ東西線「大手町駅」徒歩5分 東京メトロ丸の内線「東京駅」徒歩5分 |
資本金 | 191百万円 |
従業員数 コンサルタント数 | 約40名 |
事業内容 | M&A仲介・アドバイザリー業務 |
対象顧客 | 中堅・中小企業のオーナー、ベンチャー企業、投資ファンドなど |
ビジネスモデル | 完全成功報酬制(着手金・中間金なし) |
ストックオプション | 全社員に付与 |
成長企業であるインテグループは、20代・30代の若手が中心の組織であり、営業力と成果主義を重視した環境を整えています。
M&A業界におけるインテグループの立ち位置
近年、後継者不在による事業承継M&Aのニーズが急増しており、M&A仲介市場は拡大を続けています。
その中で、インテグループは中小企業M&Aに特化した仲介会社として独自のポジションを確立しています。
- 完全成功報酬制を導入し、顧客のリスクを最小化
- 成約までの全プロセスを一貫対応し、M&Aの質を向上
- 後発ながらも成約率の高さと報酬水準の高さで業界内での評価が上昇中
他のM&A仲介会社との違い
インテグループは、大手M&A仲介会社とは異なる独自の強みを持っています。
・完全成功報酬制 |
他社のような着手金や中間金がなく、成約した場合のみ報酬が発生 |
・一気通貫のコンサルティング |
コンサルタントが案件の発掘から成約まで全て担当 |
・高報酬のインセンティブ制度 |
売上の最大40%以上をコンサルタントに還元 |
・未経験者でも活躍できる育成環境 |
入社1年目からM&Aの全プロセスを担当可能 |
M&A業界でのキャリアを考えている人にとって、インテグループは「成果主義 × 高収入 × 裁量の大きさ」が揃った環境と言えるでしょう。
インテグループの特徴
完全成功報酬制のビジネスモデル
インテグループは、完全成功報酬制を採用しており、着手金や中間金を一切受け取らず、M&Aが成立した場合にのみ報酬が発生する仕組みです。
・顧客にリスクがない |
M&Aが成立しなければ費用がかからないため、売り手企業・買い手企業ともに安心して相談できる。 |
・実力勝負の環境 |
成約できなければ収益が発生しないため、コンサルタントの実力が直接業績に反映される。 |
・ 競争力のある提案が可能 |
他社のように着手金を前提としないため、案件獲得の際に強いアドバンテージがある。 |
M&A仲介業界ではいまだ着手金を取る企業が残っているため、完全成功報酬制のインテグループは「成果が出せる会社」として選ばれやすいのが特徴です。
一気通貫のコンサルティング体制
インテグループでは、1人のコンサルタントがM&Aの全プロセスを担当する「一気通貫」スタイルを採用しています。
- コンサルタントが案件の発掘から成約まで責任を持つ
- 分業制の会社と比べ、プロジェクト管理がスムーズ
- クライアントとの信頼関係を築きやすい
通常のM&A仲介会社では、案件のソーシング(発掘)、企業価値算定、買い手候補リストの作成、交渉、デューデリジェンス、契約締結などの各工程を別々の担当者が行うケースが多いですが、インテグループでは1人のコンサルタントが全てを担当します。
これにより、クライアントへの対応スピードが速く、成約までの期間を短縮できるため、他社と比較しても高い成約率を維持できるのが強みです。
高い報酬水準とインセンティブ制度
インテグループは、業界内でもトップクラスの報酬体系を誇ります。
- 売上の最大40%以上をインセンティブとして還元
- 年収1,000万円超えは当たり前、3年超の平均年収3,594万円
- ストックオプション制度あり(全社員対象)
〇 平均年収モデル(2024年時点)
全コンサルタント | 1,905万円 |
1年超在籍者 | 2,321万円 |
2年超在籍者 | 2,634万円 |
3年超在籍者 | 3,594万円 |
また、成果主義を徹底しており、成約に応じて報酬が決まるシンプルな仕組みのため、M&A業界で高収入を目指すならインテグループは最適な環境と言えるでしょう。
成果主義と自由度の高い働き方
インテグループでは、成果を出せば出すほど評価される環境が整っています。
- ノルマなし!コンサルタントが自分で案件を選べる
- 売上に応じてインセンティブが決まるシンプルな仕組み
- 勤務時間の自由度が高い(フレックスタイム制)
〇 フレックスタイム制の導入
コアタイム | 11:00~16:00 |
標準労働時間 | 1日8時間(裁量労働制も一部適用) |
また、M&A仲介業界の中でも珍しく、「ノルマなし」の環境が特徴的です。コンサルタント自身が「どの案件に注力するか」を決めることができ、無理な営業を強いられることはありません。
未経験からの成長環境
M&A業界は、金融や不動産業界からの転職者が多いイメージがありますが、インテグループでは未経験者の採用・育成にも力を入れています。
- 未経験入社の割合65%(2024年時点)
- 約2ヶ月間の集中研修制度あり
- 入社後10.5ヶ月で初成約の実績
【研修制度の内容】
M&A基礎研修 | 財務・会計・法務・業界知識 |
提案力強化研修 | 営業スキル・交渉力向上 |
案件実践研修 | 実際の案件を用いたOJT指導 |
業界未経験からでも約1年で初成約を達成できる環境が整っており、早期に成長できるのがインテグループの大きな魅力です。
企業文化

インテグループでは、成果主義の環境の中で、誠実さ・当事者意識・専門性を重視する文化が根付いています。社員の裁量が大きく、自由度の高い働き方ができる一方で、高いパフォーマンスが求められる環境です。
本章では、インテグループの価値観、評価制度、働く環境、キャリアアップの仕組みについて解説します。
インテグループの3つの価値観
インテグループでは、企業文化の根幹として以下の3つの価値観を掲げています。
- インテグリティ(誠実さ)
- オーナーシップ(当事者意識)
- プロフェッショナリズム(専門性)
これらの価値観は、日々の業務や意思決定の基準となり、社員一人ひとりが自律的に働くための指針となっています。
■インテグリティ(誠実さ)
顧客・提携先・社員など、すべての関係者に対して誠実に対応し、短期的な利益よりも、長期的な信頼関係を重視することが求められます。また、M&Aのプロフェッショナルとして、リスクを隠さず正直に伝えることも重要です。
具体的には、以下のようなポリシーを徹底しています。
・セカンドオピニオンを推奨し、顧客に最適な選択肢を提供 |
・交渉過程でリスク要因があれば誠実に開示 |
・成約を急がせる「押し込み営業」を行わない |
・成果が出なければ契約解除に応じる |
「顧客の成功なくして、自社の成功はない」という理念が根付いており、強引な営業をしないのが特徴です。
■ オーナーシップ(当事者意識)
自分の仕事を自らマネジメントし裁量権を持って進められ、指示待ちではなく自ら考え行動し、結果に責任を持つことが求められます。また、自由な働き方の中で、高い目標を持ち、自発的に動ける人材が評価されます。
M&Aの全プロセスを一気通貫で担当できるのがインテグループの特徴です。
・コンサルタントが案件発掘からクロージングまで責任を持つ |
・個人の売上を100%評価し、成果報酬として還元 |
・ノルマなし、営業手法の自由度が高い |
・インセンティブを他のコンサルタントと分配しない(完全成果主義) |
「自分で案件を見つけ、クロージングまでやり遂げる」ことで、大きな成長と報酬を得られる環境が整っています。
■ プロフェッショナリズム(専門性)
常に学び、自己研鑽し続ける姿勢が評価され、顧客に最適なM&Aを提案するため、業界・財務・法務の知識を深めることが求められます。また、業務の生産性を高め、成果の最大化を目指すことが重要です。
プロフェッショナルとして、M&Aの知識とスキルを磨き続けることが求められます。
- 財務・会計・法務の知識を習得し、M&Aの専門家として活躍
- クライアントの業界知識を深め、最適なM&A戦略を提案
- 失敗を学びの機会と捉え、成長し続ける
- 不要な業務を排除し、成果に直結する仕事に集中
「やってる感」ではなく、「成果を出すこと」が評価される文化が根付いています。
成果主義と評価基準
インテグループは完全成果主義の評価制度を採用しています。
- 成約数・売上・顧客満足度を総合的に評価
- 売上に応じて報酬が決まり、インセンティブ率は最大40%以上
- 年功序列なし、個人の実力がダイレクトに反映される
営業ノルマはないものの、結果を出さなければ評価されない厳しい環境です。
「結果を出せば高報酬、結果を出せなければ評価されない」というシンプルな仕組みになっています。
働く環境とサポート体制
インテグループでは、社員が働きやすい環境を整えています。
【オフィス環境】

- 開放感のあるオフィスで、社員同士の交流が活発
- スカイツリー・東京駅を一望できる会議室
- フリードリンク完備(コーヒー・ジュース・お茶など)
- リフレッシュスペースにはビリヤード・卓球台・懸垂マシンを設置
【福利厚生】

- テニス・ゴルフなどのサークル活動が盛ん
- 社内イベントや懇親会を定期開催
高いパフォーマンスを発揮できる環境が整っています。
働き方(口コミ)

インテグループの実際の働き方や社風について、オープンワークの口コミをもとに分析しました。M&A仲介という業界の特性上、高い成果が求められる一方で、自由度や成長機会の多さが特徴とされています。
ここでは、実際の社員の声をもとに、働く環境やメリット・デメリットについて掘り下げます。
口コミから見るメリット・デメリット
オープンワークの口コミから、インテグループのメリット・デメリットを整理しました。
【メリット】
〇 社員の満足度が高い
「同業他社と比べて満足度が高い」という口コミが複数見られます。無理なノルマがないことや、働き方の自由度が高い点が理由と考えられます。
〇 裁量権が大きく、自由度が高い
各コンサルタントに大きな裁量が与えられ、案件の進め方を自分で決めることができます。特に「自分を律して努力できる人にとっては最適な環境」という評価が目立ちました。
〇 成長意欲が高い人に向いている
「努力すれば報われる環境」という声が多く、意欲がある人にとっては成長しやすい環境が整っています。M&Aの全プロセスを経験できるため、スキルアップの機会も豊富です。
【デメリット】
〇 成果主義のため、個人の努力に依存する
「各々の努力に依存している部分がある」「成果が出ないと収入が安定しない」といった口コミもありました。完全成果報酬制のため、成約件数が少ないと収入に影響が出る可能性があります。
〇 組織体制がまだ発展途上
「個々の努力に頼っている部分がある」「組織としての体制が未成熟」という意見もありました。社員の主体性が求められる一方で、ある程度の自己管理が必要とされる環境です。
〇 会社の認知度がまだ発展途上
「会社の対外的な認知度が低い」という口コミも見られます。2024年に上場したことで今後は改善が期待されますが、現状では競合他社と比べるとブランド力の面でやや劣る部分があるようです。
ワークライフバランスの実態
M&A業界全体として激務のイメージがありますが、インテグループでは比較的ワークライフバランスが取れた働き方が可能という口コミがありました。
- 「無理なく働ける環境」
「無理なく長期的に成長できる文化」という声があり、極端な長時間労働は少ないようです。
他のM&A仲介会社と比べると、ハードワークを強いられる環境ではないという評価もあります。 - 「個々の働き方に依存する」
一方で、「自分の案件次第で忙しさが大きく変わる」という口コミもあります。
裁量が大きい分、働き方は個人のスタイルに依存する面が強いようです。 - 「今後の成長に期待」
「まだまだ成長途上の企業なので、今後の発展が楽しみ」という意見もありました。
2024年の上場を機に、組織としての整備が進めば、より働きやすい環境が整う可能性があります。
決算情報

インテグループの2025年5月期第2四半期決算が発表され、売上成長と利益率の変化が注目されています。
本章では、業績の詳細、財務状況、コンサルタント数の推移、業界の市況、そして今後の成長戦略について解説します。
2025年5月期第2四半期決算の概要
インテグループの2025年5月期第2四半期決算では、売上が前年同期比+33%と大幅増加しました。一方で、成約組数の減少やインセンティブコストの増加により、利益率は低下しています。
売上高 | 13.34億円(前年同期比+33%) |
営業利益 | 5.31億円(前年同期比-6%) |
経常利益 | 5.18億円(前年同期比-8%) |
四半期純利益 | 3.34億円(前年同期比-9%) |
営業利益率 | 40%(前年同期 +56%) |
成約組数 | 20組(前年同期比-23%) |
1組当たり売上高 | 6,700万円(前年同期比+73%) |
- 売上高は過去最高を記録し、1組当たり売上高が大幅増加
- 成約組数の減少とインセンティブコスト増加により、利益率は低下
主要業績指標(売上・利益・成約組数)
インテグループの業績指標を詳しく見ていきます。
〇 売上・利益の推移
売上 | 2024年同期比で+33%増加 |
営業利益 | 成長は維持するも、前年同期比-6%減少 |
利益率 | 40%に低下(前年同期比-16pt) |
〇 成約組数の変化
成約組数 | 20組(前年同期比-23%) |
1組当たり売上 | 6,700万円(前年同期比+73%) |
売上は大幅に伸びていますが、成約件数は減少傾向にあります。これは、中・大型案件の増加に伴い、1組当たりの売上が増えているためと考えられます。
財務状況と自己資本比率
財務面では、自己資本比率の上昇と資産の増加が確認され、安定した経営基盤を構築していることが分かります。
総資産 | 26.1億円(前期末比+23%) |
純資産 | 19.09億円(前期末比+40%) |
自己資本比率 | 73.1%(前期末比+8.9pt) |
流動資産 | 23.3億円(前期末比+22%) |
- 自己資本比率73.1%と高水準を維持
- 資本増強による成長投資の余地が拡大
今後の成長戦略に向けて、資本の確保が進んでいる点はポジティブ要素といえます。
コンサルタント数と新規受託件数の推移
インテグループでは、コンサルタントの増員を進めながら、新規受託件数の増加を実現しています。
コンサルタント数 | 41名(前年同期比+32%) |
新規受託件数 | 110件(前年同期比+33%) |
進捗案件残数 | 110件(前年同期比+33%) |
- コンサルタント増員により、案件獲得力が向上
- 進捗案件が増加しており、今後の成約増加が期待できる
成約件数は減少しているものの、進捗案件の増加が成長の布石となっています。
今後の成長戦略と展望
今後の成長戦略として、以下のポイントが注目されます。
- 進捗案件数が増加しており、3Q以降の成約増加が期待できる
- 中・大型案件の成約比率が増えており、売上単価のさらなる上昇が見込まれる
- コンサルタント増員により、案件獲得力をさらに強化
- 提携金融機関の開拓や買い手企業との関係強化を進め、案件の質向上を図る
インテグループは、完全成功報酬制の強みを活かし、安定成長を続けることが期待される企業です。
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